ひじきの思い出

昨年11月に食べた崎陽軒の「秋のかながわ味わい弁当」。
かながわ再発見キャンペーンとのタイアップ企画もの。
(以下の写真2枚:昨年11月)

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かながわ産の食材のオンパレード・・・
シュウマイ、小田原の蒲鉾、三浦のマグロの生姜煮、その右にひっそりとひじきの煮物。
きょう、冬バージョンを求めてスーパーの売り場に行ったら入荷待ちでアウト。(ちなみに、冬バージョンにもひじきの煮物が入る。)

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やむなく別の売り場で購入した弁当、ひじきが真ん中にドーンと。
普段、主役を張れないひじきが眩しい。

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3日前、所々雪が残る中、三浦半島の先端を目指した。
三浦と言えば三浦大根だが、近年はこのとおり青首大根ばかり。

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到着したのは剣崎の西、江奈湾に面する松輪の漁港。
松輪サバで有名だが、今回はひじきが目的。

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それらしきものが岩に打ち上っている。
本来海の中では緑色だが、茶色くなっている。
たまたま居た海岸美化財団の職員に聞いたら、ひじきだと言う。

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漁港の一画にある㈲三浦海藻さんで「寒取ひじき」を求める。
蒸し上げてから、店の前で数日間天日乾燥したもの。
この時季はひじきが大きくなる前で、柔らかいのが特徴。


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乾燥状態では真っ黒だが、30分ほど水に戻すとやや茶色ぽくなる。
これを少し刻んで・・・

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人参(中井の畑)、油揚げ、大豆(農の里)と一緒に煮込む。
こんなに出来たので、ご近所に配って回る。
初めてとあって自慢できる味とは言えない。皆さんお付き合い御免なさい。


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そこで翌日は、摺った山芋(→こちら)と混ぜて落とし揚げにした。
うどんの汁で崩れるのはイマイチだが、こちらは味に自信がある。

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小学校で給食当番の日、ひじきの煮物が出たことがある。
誰もが、真っ黒で恐ろしいような食材に肝を冷やした。
みんなのアルミのカップによそったひじきのほとんどを鍋に戻し、給食の伯母さんに返した。おばさんご免なさいと心でつぶやきながら。
ちょっと辛かったひじきの思い出。

陽だまりに咲く

大寒を控えて、陽だまりでは花が咲き続けている。
いま庭に咲いている花々を紹介しよう。


パコパ(オオバコ科)
秋の終わりに買ったときは小さな株だったが、鉢からこぼれるように咲いている。
さすが、道端でしぶとく咲くオオバコの仲間だけある


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ブルーデージー(キク科)
科名のとおりに菊の形の花。
この澄んだ青色はとっても凛々しく見える。
以上の2種は、アフリカが原産。品種改良されて世界で愛されている


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サザンクロス(ミカン科)
ミカン科だけあって常緑で、葉茎に柑橘系の芳香がある。
星形ピンクの花が可愛い。オーストラリア原産。


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ヒメツルソバ(タデ科)
「蓼食う虫も好き好き」のタデの仲間。
とても丈夫で日本中で半野生化している。ヒマラヤ原産。

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カルーナ(ツツジ科)
エリカに近い種で、常緑の木。
20~30センチの高さにしかならないのでコンテナ栽培に適する。


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ネメシア(ゴマノハグサ科)
昨春に買い求めそれ以来、春夏秋冬と絶えることなく咲いている。
とっても花付きが良く丈夫である。本来なら1年草だと思うが・・・


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サンサシアプラス(リトルバナナ)(ゴマノハグサ科)
上のネメシアを交配でさらに改良した品種。
ゴマノハグサの仲間は特にお勧めしたい花だ。


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ロベリア(キキョウ科)
これも昨春から咲き続けているが、白と薄青の株は今は咲いていない。
キキョウの仲間だけに紫の株が一番丈夫のようだ。


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ガーデンシクラメン(サクラソウ科)
初冬に庭に植えて今が盛りに咲いている。


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ニホンスイセン(ヒガンバナ科)
12月の初めから咲いている。
S先生(→こちら)宅にも鉢に植えてお届けしたが、部屋の中だともう花が終わっているだろう。


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昔と違って品種改良が進んで冬でも花を楽しめる。
原産地を知れば世界旅行の気分も味わえる。

食用菊

貴重な晴れ間、中井の畑で作業を楽しむ。
この区画のトマトを抜いて、ソラマメを2畝分、蒔く。
手前の畝のブロッコリーは青虫がついているので、ネットを掛ける。

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地這いのミニトマトは雨で実が割れて、ほとんど収穫にならない。

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ダリアは茎が倒れているが、鮮やかに咲き誇っている。

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崖の草むらに咲くアキノチョウジ。
シソに似た紫の色合いが清楚だ。


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黄色の食用菊が咲き出した。
紫色のモッテノホカ種はすでに終わっている。

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食用菊には体内の解毒物質(グルタチオン)の産生を高める効能がある。
それで、刺身など料理のつまにも使われる。
まず、花の真ん中を押さえて花弁をむしり取り、酢水で茹でる。

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小松菜、大根おろし、チリメンジャコと混ぜ、三倍酢で味をつける。
日本の味だ。


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食用菊には発がんの予防作用や悪玉コレステロールを抑えるとも言われている。
これまで余り好きでなかったが、いろいろと使ってみよう。

インベーダー植物

一週間ほど前から団地内の各所に白いユリが咲き出した。
初めて目にしたのは十年ほど前で、テッポウユリだと思っていた。
ところが、タカサゴユリという台湾からの外来種だった。

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現在は、宮城県以南の全国各地に勢力を伸ばしている。
写真は、西湘バイパスの大磯出口だが、こうした道路わきで目につく。
花がきれいなので、住宅の庭で大切に育てられたりもする。


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日本原産のテッポウユリとはすでに交雑したものが広まっている。
交雑したものには花弁の薄紫色のラインがない。
(写真は、交雑してないタカサゴユリ)


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一方、春の道路沿いはオオキンケイギクの黄色の花が目立つ。
写真は、東名高速の側道(今年の5月、大井町)だが実に綺麗。
アメリカ原産で、1880年代に観賞用として日本に来たもの。


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河床を覆いつくしてしまったつる性のアレチウリ。
大豆に交じって、その種は日本にやって来たとのこと。


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厳島湿性公園(→過去のブログ)の水面を侵略しつつあるオオフサモ。

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四葉のクローバーのように見える貴重種のデンジソウ(葉が”田”の字に見える)がオオフサモの陰で青息吐息。

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ハンゴンソウという日本在来種がある(写真:山と渓谷社「日本の花」から)が、明治期に北アメリカから観賞用で入ってきたのがオオハンゴンソウ。
冷涼な土地で群落化しやすく、箱根では人力で駆除活動を行っている。

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その花は、園芸種のエキナセアの花(下の写真)を黄色くした感じ。

TV映画「北の国から」で、妻子ある男の子供を身ごもって富良野に戻ってきた蛍ちゃんに、幼馴染の正吉がプロポーズしたときに贈った花がオオハンゴンソウ。
百万本のバラは買えないが、北海道の原野にいくらでもあるこの花を毎日刈りとって、彼女のもとに届けた。
蛍ちゃんの部屋は身動きできないほど、黄色の花で埋め尽くされた。


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タカサゴユリ以外のオオキンケイギク、アレチウリ、オオフサモ、オオハンゴンソウは植えたり、譲ったりしてはいけない特定外来生物(→過去のブログ)に指定されている。
これらの植物は例の蟻のような人体への直接の害はないが、日本の生態系を徐々に破壊していく。

正吉がオオハンゴンソウを贈るシーンはこのドラマのベストシーンの一つ。

(訂正、8月22日)ルドベキアをエキナセアに訂正しました。

山梨産のバルサミコ酢

農の里に1泊した帰り、甲府の東隣の笛吹市春日居町に寄った。
お目当てはここ「なでしこ農園」さん。
明治27年にできた古民家。

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その前に広がるブドウ畑。
西洋式の垣根仕立てだ。
シャルドネ種がたわわに実をつけている。

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その実を絞ってワインを作る・・・
のではなく、しぼり汁を煮詰め、それを数年をかけて樽で熟成する。

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熟成の終わった樽から、中の液をデカンターに移し、

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さらに100mlの小瓶に移し替える。

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その完成品のバルサミコ酢。
なでしこ農園では、バルサミコ酢の本場イタリア・モデナの気候風土に、この地が似ることから十数年前からその生産に取り組んできた。


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バルサミコ酢は、酸っぱさと甘さが同居した奥深い味わいが特徴。
近所からいただいたおからコロッケに少し掛けてみた。
イタリアの風が吹いてきた(かな)。

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このバルサミコ酢、以前は横浜駅西口の伊勢丹で売っていたが、お店が撤退。
そこで、生産者まで買い付けに行った次第。
この先、妻から”頼まれて”山梨に行くことになろう。
(訂正)棚仕立てのブドウの品種をピオーネからシャルドネに訂正しました。(8月13日)
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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