残存するスイッチバック駅

今回は農の里への途中駅のスイッチバックという鉄ちゃん好みのお話。
ちなみにスイッチバックとは、急こう配の線路を、力のない列車が登るために折り返す方式のこと。


初狩駅は、あの笹子トンネル最寄りの笹子と、大月の間の小さな駅。
駅は25パーミリ(1000m行って25m登る)という急こう配上にある。


P1070294.jpg

山間の小駅にはそぐわなく線路がやけに複雑である。
この駅には昔のスイッチバックが残存している。


P1070299.jpg

ホームの北側はだだっ広いヤードに行き止まりの線路が5本以上。
写真中央の線路の間隔が広いのは、スイッチバック時代のホームの跡。
その頃、この平坦部のホームにすべての列車がスイッチバックして発車していた。


P1070315.jpg

下図の茶色で示した線路がスイッチバックとして残存している。
もちろん、力のある今の電車は、黒線のとおりスイッチバックしない。
今もスイッチバックしているのは砕石場からの貨物車。


P1070681.jpg


下の写真右側が砕石場への線路。左側が本線。
本線は勾配がきついので砕石運搬車用にスイッチバックが残された。。


P1070300.jpg

現在、ホームが本線上に移ったことから、前出の図のように、
改札口へは本線下をトンネルで潜り、
昔ホーム跡があったスイッチバック線路を渡って、


P1070310.jpg

改札口のある駅舎に至る。
平屋の素朴な駅舎である。

P1070295.jpg

その途中、手の届くところにポイント切り替え装置がある。
鉄道用工作車?にも会える。


P1070314_20130402180742.jpg P1070309.jpg

ところで、本線は急こう配に加え急カーブも。
そこで通過電車がスピードを落とさないで済むよう線路は内側に傾斜。
普通電車は傾いて停車し、気持ち悪い。泣く子と特急にはかなわない。


P1070318.jpg

高尾から笹子トンネルまで、そして韮崎から長野県境までの間は急こう配が続く。
SL時代、各駅にスイッチバックを設け、喘ぎ喘ぎ登っていた。
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このためだけ?

初狩駅探訪のためだけに途中下車されたのでしょうか。乗り鉄、撮り鉄でもない研究鉄ですね。確かに、旧横川駅がモニュメント化した実績もあり、鉄道遺跡(現存ですが)を探訪するのも楽しいですね。実は僕も、乗り鉄&廃線めぐりが趣味なのです。これまでも山形の高畠線や尾花沢線、茨城の筑波鉄道跡などを(自転車で)走破しています。でも初狩駅をしみじみと見ることはありませんでした。今後通過する際などは注意してみたいと思います。

Re: このためだけ?

となりのじろろさん、もちろんこの取材のために途中下車しました。
下手な図で全体を説明するより、俯瞰した写真をと思ったのですが、いい撮影場所がありませんでした。

じろろさんは廃線鉄とのこと。
中央本線には鳥沢~猿橋間が短絡新線になったことに伴う廃線跡があるそうです。
自転車でめぐるのはご免ですが今度一緒に歩いてみましょうよ。

スイッチバック

懐かしい言葉ですね
昔 郡山方面から会津に入ってくる列車は
中山峠を越えるのにスイッチバックをして峠を越えました
ほんとに懐かしい言葉です

Re: スイッチバック

yukiさん、そうですね、若い人には死語でしょうね。
お話のスイッチバックは磐越西線の中山宿駅のことだと、ネットに出ていました。
実際に経験されたのですね。
うらやましい。
でも、不便だったのでしょう。

No title

初狩駅には、スイッチバックがあったんですか。電車で何度も通過しましたが、気が付きませんでした。昔は、あちらこちらにあったでしょうが、今ではすっかりなくなりましたね。

スイッチバックは、この辺では箱根登山鉄道にありますね。子供が小さいころ箱根に行った際、電車がバックすると喜んでいました。

鉄ちゃんネタ、これから増えることを楽しみにしております。

Re: No title

メイの家さん、初狩駅ばかりでなく、隣の笹子駅にもスイッチバックが残存しています。
笹子駅のは、保線の訓練用ヤードして現在使われていて、スイッチバックする列車、電車はないようですが。

箱根登山のスイッチバックは楽しいですね。
このほか、都市内には藤沢駅の小田急のように折り返しする線路があって、これもスイッチバックの仲間なのだそうですね。今回調べていて初めて知りました。

茅ヶ崎駅の記憶

スイッチバックとはかなり違いますが、実家のある茅ヶ崎駅には貨物車庫があり、昭和50年代にはまだ貨物を引くディーゼル車がまさにスイッチバック風の動きをしながら、となりの線路、となりの線路へと入替移動するのが毎週土曜にされるのが恒例でした。
おかげで、茅ヶ崎駅横の大踏切は土曜日の午後は大渋滞; 皆さん難儀しました。
今は、線路移動もやっていないようですし、大踏切も地下と立体交差になって、渋滞にあうこともなくなりましたが、そんな記憶もしみじみ懐かしく感じます。

Re: 茅ヶ崎駅の記憶

しんのすけさん、東海道の貨物列車は少なくなりましたね。
昔はいろいろな貨車があったが、今はコンテナか、日石のタンク車ばかりで面白味も減りました。
貨車の編制替えは面白かった。
操作員がぶら下がった貨車が1両だけで、突き放されて走っていたりして。

あの踏切は車で通ったことがありました。
懐かしいですね。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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