ブラフ積み

ファッションの街・元町商店街の海岸寄りに大きな緑地がある。
横浜の開港に伴い、ここにフランスの領事館が置かれたことから、現在、フランス山と呼ばれる。

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その緑地に沿う道は、登っていくと港の見える丘公園に辿り着く。
そこにある数百メートルに及ぶ石の壁は当時からのものらしい。
表面はかなり風化が進んでいるが、規則正しく積まれている。


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石は房総半島の金谷や鋸山当たりの房州石という砂岩。
石の長辺と短辺を交互に積んでいる。
山手の居留地や旧市街地に見られる積み方で、ブラフ積みという。
ブラフとは、切り立った崖のこと。


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山手西洋館の一つ、べーリックホールの石垣もブラフ積み。
しかし、その多くは開発に伴いより堅牢なものに作り替えられてきた


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残存するブラフ積みの多くは、まだ開発の手が及ばないところ。
こんな昭和の面影一杯の建物とよくマッチする。
伊勢佐木町から根岸に抜ける道沿いに残る。


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こちらは、自宅からバス道に抜ける道沿いにある。
ただ、石は房州石ではなく大谷石のようだ。
人の背丈ほどの補修跡は防空壕の跡ではないだろうか?


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こちらも近所のものだが、一か所が窪んでいる。
土管らしき跡からみて、それが窪みに沿って地面まで垂れていたのか?

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これらの石垣、震災や戦災を乗り越えてきた。
また、夜は夜で、カメラを通すと、違った趣まで醸し出してくれる。


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ブラフ積みは、レンガの積み方でいうフランス積みと同じ。
開港当初はフランスの影響が強く、それが石の積み方にまで現れた。
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文明開化

日本で石垣といえばお城をイメージしますが、城のない横浜には文明開化の先駆けとしての西洋風の石垣が数多く残っていますね。
テレビなどで報道される神奈川台場(こちらは復元でしたか・・・)とか、同じ神奈川区の台町には、いつ作られたかわかりませんが、立派な石垣の壁が続いています。形から見て、こちらも恐らくブラフ積みでしょう。

苔むした歴史を感じる石垣。見ているだけでも奥深さを意識し、なんともいえない気持ちにさせてくれます。

No title

下の二枚を除いて、写真に写っている場所は見たことがあります。
毎朝、仕事に行く前にあちらこちらをフラフラと歩いてます。
たぶんその時に見かけたものと思います。
さすがに気温が上がってきて、フラフラ歩きもこれからどうしようかと思っています。

ブラフ積、フランス積みというのですか。
あちこちにありますが、歴史の無い横浜にも、それなりの歴史があるものですね。

Re: 文明開化

となりのじろろさん、横浜は崖地が多いだけに石垣も目立ちます。
石垣の目地には雑草と呼ばれる種々の草花が生えています。
そんな草花を見ながら、迷路のような下町を散策するのが好きです。

Re: No title

メイの家さん、下から1枚目と3枚目は国道16号から少し上る坂道の途中にあります。
そこまで散策とは恐れ入りました。

ブラフ積みより新しい積み方ではすべて長辺だけが見えます。
石垣は積んだ石の裏側の処理が強度を決めると言われますが、最近の積み方ではそうした配慮をすることにより、表側は長辺だけで良いのでしょう。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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