震災復興便所

大岡川の桜が咲いたと聞いて、弘明寺から黄金町まで歩いた。
平日なのに人出はすごい。
でも、桜(ソメイヨシノ)は早い木でもやっと2分咲き。


P1060916_20170404205111743.jpg

弘明寺から少し下った鶴巻橋のたもとに公衆トイレがある。
花見客のために作られたものではない。
1929(昭和4)年、震災復興事業として市内35箇所に作ったものの一つ。
現存するのは5箇所ほど。


P1060920.jpg

黄金橋(→こちら)のたもとの復興便所。

P1060939.jpg

一本橋のたもとの復興便所は、どういうわけか外壁が茶褐色。
トイレは白に限ると思うのだが・・・


P1060927.jpg

P1040763.jpg

一方、掘割川(→こちら)の八幡橋のたもとにも復興便所がある。
復興便所のほとんどが橋のたもとに作られたが、それはなぜか?
そのまま川に流せたから。


P1010112.jpg

例外的に、川から離れた霞橋(→こちら)たもとの便所。
ここは旧市電が通り、橋の上は久保山墓地に向かう道。
アールデコ調の外観が美しい。


P1050278_20170404204101ecb.jpg

地下鉄弘明寺駅近くの復興便所も川から離れる。
横浜国大工学部のあったところ(樹林の所)で旧市電の終点。
復興便所は交通の要衝に作られたのが見て取れる。

P1060913_201704042157499d1.jpg

5箇所の復興便所の共通がこのガラスブロック。
でも、当初からこれが用いられていたのか、疑問は感じる。
たかが便所、でもプロのドライバイー達にとって貴重なオアシス。

P1040753.jpg

程よく歩き疲れ、大根の梅酢漬けをつまみに晩酌。
大岡川に散る桜の花びらに見立てて。


P1060942.jpg

便所に色付きのガラスブロックは良く似合う。
復興便所のことは、磯子の郷土史家・葛城峻氏の著作物を参考とした。深謝。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

復興便所

復興便所・・・
なる程ねぇ
説明を呼んで オアシスの訳も分かりました
梅酢漬けで花見晩酌 おっ洒落~ (^.^)

Re: 復興便所

yukiさん、外回りの仕事の人たちにとって公衆トイレは欠かせない。
最近でこそコンビニも使えるが。
便器など設備を更新しながら90年近く使われてきた都市遺産です。

近くにあります

中村川のほとり、三吉橋の横にもあります。
タクシーの運転手がよく利用していますが、僕は入ったことがありません。
大岡川のトイレは2~3度使わせていただきましたが、戦前からあるとは知りませんでした。
当時としてはかなりモダンな作りだったのですね。
ただ、どこも清掃が行き届いているとは言い難いです。
臭いもしかり・・・

Re: 近くにあります

となりのじろろさん、三吉橋の横のトイレは気が付きませんでした。
観察していると、本当にタクシードライバーの利用が目につきます。
どれも日本式便器のようですが、洋式化の計画はありやなしや。

No title

4日の夜に弘明寺から大岡川を友人と歩きました。
そして、飲み会となりましたが、連日続いているため、この日は私だけ早々に切りあげてきました。
その日はまだまだこれから、という感じでしたが、今日あたりは満開でしょうか。
出かけてみる予定でしたが、天気が良くないので中止しました。

あの公衆トイレは震災復興事業として作られたものですか。
どおりでみな古い。

Re: No title

メイの家さん、今回もニアミスでしたね。
4日は桜はまだでも、晴れていたので気持ちよく歩けました。

よくぞ古いものを残していると思います。
プロドライバーを始めとして、街の必需品です。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
訪問者数
お知らせ
<コメントをお送りください>
●各記事の末尾(スポンサーサイトの下)に「コメント:数字」があり、これをクリックすると投稿欄が出てきます。
●お名前(適当に)と本文を書いて、簡単な数字の入力が求められ、あとは送信ボタンを押すだけ。ご自身のアドレスなどの欄は空欄でOK。
●コメントはどうも・・・という方は、拍手のボタンを押してください。ブログを立ち上げなおすと、拍手の数が増えたのが確認できます。
最新コメント
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新トラックバック