弔いの気持ち

昭和9年、父(左)と、父の9歳上の兄の写真。
兄は昭和19年9月1日、ニューギニアで戦死。
もちろん骨も遺品も帰ってこなかった。9月1日というのも疑わしい。
その一粒種は18歳で、また奥さんも40年ほど前に亡くなった。
父の心残りはその墓守だったが、幸いにも奥さんの縁戚の方が守ってくれている。


EPSON002.jpg

京急線・上大岡駅の近くに「かながわ平和祈念館」と近くの高台に「神奈川県戦没者慰霊堂」がある。
毎年春、知事も参列して戦没者追悼式が慰霊堂で開かれる。
昨年、父が参列を希望したが、足の不自由なことから断念した。
(写真:2015年2月)


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祈念館・慰霊堂があるあたりは細い道が入り組んでいる。
この市道は一方通行だがバスをはじめ交通量が多い。
「歩行者注意」のペンキが真新しい。
HACの駐車場の端っこに赤いコーンがいくつか見える。ここで・・・

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10月28日あさ、登校途中の小学生の列に軽トラックが飛び込み、1年生の男子が亡くなった。
運転手は87歳。認知症の疑いがあるとのこと。なんともやりきれない。


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事故以来、現場には花が絶えない。
こんな痛ましい事故は二度と起きてほしくない。
そんな多くの人の気持ちがこの駐車場の片隅に満ちている。
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弔い

私は叔母と叔父(子供なし)が入ったお墓を守っています。
本来なら旦那の兄弟や旦那方の親戚が守るべきなのに。
色々あって、末代我が家で守っていきますと旦那の実家に云いました。
それにしても、年寄りの起こす悲惨な事故後を絶ちませんねぇ。
我が地区は車がないと生活できませんので、今後の事を考えると他人事とは思えません。

場所は離れていますが・・・

高齢運転者の事故ということで、年寄りが自分のわがままで若い世代を殺してどうする・・・などとネットでは騒がれいます。
不幸なことに、立て続けに類似した事故が多発しており、運転免許の年齢制限も囁かれるようになっております。
僕の友人(飲み友達)で、80歳で軽自動車をローンで買ったと自慢する輩がいます。
世間の迷惑だからだと諭してはみたものの、我が身に振り替えれば、もう30年も待たずにその年齢ということになれば、あまり強弁したくもなく・・・
複雑ですね。
ただ、事故現場自体は祈念館からは少し離れていますので、さすがにあの場所では・・・と思いたいです。

Re: 弔い

yukiさん、父の兄を全然知らない人が、そのお墓を守ってくれています。
そのことを父は大変感謝しています。

車が危険を察知して自動的に止まる機能が増えてきました。
でも認知症ともなると、どこまで有効なのか。

Re: 場所は離れていますが・・・

となりのじろろさん、75歳をこえたら運転免許を厳しくせざるを得ないと思います。
通学路は、事故現場、祈念館を経て学校に至ります。
交通戦争と言う言葉を最近聞かなくなりましたが、高齢者がこの戦争に参戦してきた感があります。
ハンドルを握る身なので、改めて事故に注意したいと思います。

No title

私の父の長兄は、やはり昭和19年に台湾沖で輸送船で運ばれている途中、攻撃されて船が沈没し亡くなりました。
父とあまり年の変わらない子供もいたのですが、結局、当時中学生だった父が家を継ぎました。
祖母は、戦死した息子のことを死ぬまで嘆いていました。
が、どういうわけか、そのお嫁さんについては、話を聞いたような記憶がありません。
その祖母は三十年前に亡くなり、父とあまり年も変わらない、私にとってはいとこの方も、数年前に亡くなったと聞きました。
戦争は嫌なものです。

Re: No title

メイの家さん、我々の世代は戦争をわずかながらも感じ取れる最後の世代ですね。
父の兄の奥さん筋とは永らく疎遠になっていましたが、ぴょんなことから連絡を取りあえるようになっています。
戦争の愚かさを形あるものにして後世に伝える必要があると思います。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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