黄金町エリア

珍しく鏡のような水面の大岡川。
右岸(写真右)は末吉町や伊勢佐木町といった横浜を代表する繁華街。
左岸は日ノ出町・黄金町・初音町からなる黄金町エリア。


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黄金橋のたもと(左岸)にある「日ノ出湧水」。
野毛山の裾野に湧いた水を、明治の頃ここまで導き、船舶に給水していたものだと。

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湧水から京急線のガードをくぐった表通りは、大岡川のかつての水運とつながりのある問屋街。
その一画に、「角田めがね&カフェ」がオープンした。
中学、高校時代からの友人が、馬車道にあった店を、ここ自宅ビルの1階に移したもの。


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新店舗では地域とのふれあいを目指したカフェスペースを設けた。
選りすぐった豆をハンドドリップで味わえるのはうれしい。


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そのお隣は「柴垣理容院」さん。
文明開化を受け、1871(明治4)年に髪結いから西洋理髪に転業したお店で、現存する日本最古の理容室。
現在5代目さんが腕を振るっている。


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鏡の横にはご夫妻の肖像画。
田中千智さんという新進気鋭の画家が、あるイベントの際、地元の100人を描いてくれたのだと。


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そのイベントとは、2008(平成20)年の「黄金町バザール」。
京急線の高架下周辺で、若いアーティストの作品展示をしたお祭りで、以後毎年秋に開催されてきた。今年は10月1日から11月6日まで。

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近所の子供たちも、のこぎりと金槌を使ってアートに挑戦中。

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このバザールのきっかけは・・・実は高架下周辺は、戦後から近年まで売春婦が横行した街でもあった。
2005(平成17)年、県警がバイバイ作戦と称してこれら違法行為の一掃に取り掛かった。
その象徴として設置されたのが、眼光鋭い鷹を屋根に据えた交番。

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地域の住民・商店主も立ち上がり、売春は一掃された。
そして地域再生の手法として編み出されたのが、バザール開催と元売春宿のアート拠点化。
間口が1間(1.8メートル)しかないような建物を、交渉してアーティストたちの活動拠点として生まれ変わらせてきた。

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かつてはピングのネオンが異様に大岡川の水面に写っていた。
この先、アートを中心にnew文明開化の香り高き街となることを願う。
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再び地元で・・・

僕の生活圏が再び登場ですね。
黄金町は、確かに見事な浄化を遂げました。
昔は駅前の太田橋ですら、夜はヨタカやオカマの客引きで、安心して渡れなかったものです。
そのときの印象が強烈すぎて、浄化後とはいえ、やっぱりその区域を歩くのは何となくですが気が引けます。
その証拠に、交番の屋根の鷹のオブジェを、このブログを読んで初めて気づきました。

Re: 再び地元で・・・

となりのじろろさん、警察が24時間見張っているので、現在は横浜一安全な街かもしれません。
それにしても大岡川越しに見た白い肌、超ミニのお姉さんたちの姿が目に浮かびます。

No title

大岡川の水面もこのように鏡のようになるんですねぇ。
怖いながらも興味津々という感じで、黄金町に飲みに行ったこともありますが、近寄りがたい町であったのが随分と変わりました。
今ではすっかりアートの街になりましたが、わけがわからなく、私にとってはそれはそれでまた近寄りがたい街でもあります。(笑)

Re: No title

メイの家さん、写真を撮った時(14日15時過ぎ)は風はなく満潮でした。
現代アートはなじみが少ないですね。
でも、そうしたことを生業にしている若者は多いようです。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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