エリスマン邸

梅雨の合間の週末、市内・山手地区にあるべーリックホールを訪ねた。
昭和初期に建てられたこの地区で最大の西洋館。
ところが、結婚披露宴に貸し出されていて、じっくり見学できない。

P1040639.jpg

やむなく、エリスマン邸に切り替えた。
もとは生糸貿易商会・支配人のエリスマン氏の私邸だった
1926(大正15)年の創建、1990(平成2)年、ここに移築・復元された。

P1040652.jpg

特徴は、目に鮮やかな緑青色の窓の鎧戸。
そして2階は真っ白なペンキの下見板張り(横張り)の外壁。
でも1階は縦張りで、全体として軽快感がある。


P1040660.jpg

P1040664.jpg

リビングからサンルームを眺める。
右手の応接間だった部屋では、きょうはピアノが演奏されている。

P1040654.jpg

小さなカフェが併設されている。
もちろん、創建時にはなかったもの。
隣接する元町公園の緑に包まれていて深山幽谷の雰囲気。

P1040658.jpg

イチゴと、今が旬のブルーベリーのケーキ。
コーヒーもうまい。
帰ろうと玄関ホールに出たら、聞いたことがあるあの曲が・・・

P1040657.jpg

ピアノが「ノクターン」を奏でていたのだ。
私が知っているノクターンは、ショパンの原曲をアレンジした平原綾香の「ノクターン」(→こちら)。
曲が終わるのを待って、演奏者のお嬢さんに話しかけた。

P1040667.jpg

演奏していた「ノクターン」はショパンの原曲のほう。
美しく哀しい旋律は同じだが、途中弾むような曲調が入る点が違う。
TVドラマでノクターンが好きになったこと、ドラマは緒方拳の遺作になったことを話した。
彼女「この曲はショパンの死後発表された遺作ですよ。」と。二人で目を見合わせた。

P1040666.jpg

お嬢さんに無理を言って、もう1回演奏してもらった。
山手の七つの西洋館は見学無料。
外国人も含め、ひっきりなしに見学者が入ってくる。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

洋館街

この一帯、外人墓地や元町公園を含めでき過ぎの場所ですね。
エリスマン邸のように移築されたものもありますが、多くはオリジナルの洋館街です。
横浜港を見下ろす高台というロケーションはあるとしても、外人はみな高いところが好きだなのでしょうか。
対象的に、大陸からの華僑たちは、山手を下った埋立地、横浜新田に根を張ったことが、当時の力関係を映しているようで興味深いです。

しかし・・・ 僕はノクターンをケーキのない空間で聴きたいと思います。

Re: 洋館街

となりのじろろさん、仕事の帰りによくこの丘に登りました。
でも、それは5時過ぎなので洋館の中に入ることはできませんでした。
多くの洋館は北側にリビングがあります。
それは、港や下町を眺めて悦に入るため。

では、今度、アルコールを入れながらノクターンを聞きましょう。

No title

私も散歩でここに行ったことがありますが、緑も多しですし、いい場所ですね。
ショパンのノクターンは、うちの妻もピアノで弾きますが、腕前はうーーん、です。
やめろ、とも言えないし、しばし我慢の時です。(笑)

No title

素敵な館ですね

> ・・・遺作ですよ。」と。二人で目を見合わせた。
館同様素敵間会話ですね
短編小説が出そうな雰囲気です (^.^)

Re: No title

メイの家さん、ノクターンを生で聞けるなんて素晴らしい。
この曲、難しいようです。
エリスマン邸のお嬢さんも、ミスしたと言ってました。

Re: No title

yukiさん、外観とは違って、支配人の家らしく、ゆとりと落ち着きのある家です。

二人で目を見合わせ、恋心が芽生え・・・
なんて小説のような展開は、遠い遠い過去の物語。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
訪問者数
お知らせ
<コメントをお送りください>
●各記事の末尾(スポンサーサイトの下)に「コメント:数字」があり、これをクリックすると投稿欄が出てきます。
●お名前(適当に)と本文を書いて、簡単な数字の入力が求められ、あとは送信ボタンを押すだけ。ご自身のアドレスなどの欄は空欄でOK。
●コメントはどうも・・・という方は、拍手のボタンを押してください。ブログを立ち上げなおすと、拍手の数が増えたのが確認できます。
最新コメント
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新トラックバック