貝母(バイモ)

中井の畑では福寿草に替わり、貝母(バイモ)が咲き出した。
ぱっとしない色合いだが、そこを買われて茶花に用いられる。


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一週間前は、このように蕾が上向きのものばかりだったが・・・

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きょうは、かなりの蕾が下向きになり、数輪咲いている。
下向きに咲くのは、大切な花粉を雨から守るためか。

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花弁の内側には虫を誘うためか、網状の模様がある。
これを編み傘に見立てて、アミガサユリの別名がある。


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根元を掘りあげてみると、白い球根(鱗茎)が出てくる。

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二つの鱗片が向き合っている形は貝を思わせ、それで貝母。
鱗茎にはアルカロイドが含まれ、気管支炎・肺結核・腫れものなどの漢方薬として用いられてきた。

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私が住み着いた頃には廃業していたが、近くに漢方薬の工場があった。
そこで、小学校を借りて、従業員だったF氏を講師に薬草講習会を開いたことがある。(写真:1982(昭和57)年6月)

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昔、この地方では農家の副業として、漢方薬となる植物を栽培したり、山野で採取したのだろう。
現在、知事の肝入りで、隣り町に漢方を使った「未病いやしの里センター(仮称)」計画が進んでいると聞く。
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国産漢方

中国から輸入する漢方材料は、いわゆるチャイナリスクによって不安定化していると聞きます。
遊休農地をこういった付加価値の高いものの生産に切り替えれば、農家の経営もV字回復するのだと思うのですが・・・
言うは易しなのでしょうか。

でも、僕はアミガサユリより、食べられるオニユリ、ヤマユリの方が好きです(笑)

昔々我が家では 内務省から許可が下り
紫雲膏という軟膏の製造販売を行っていたと聞きました
今では自家用として作る時もあります

Re: 薬

yukiさん、紫雲膏を調べました。
染料の原料ともなるムラサキという植物の根からつくる軟膏だと。
ボラギノールといえばだれでも知っている薬ですが、それにも入っていると。
ということは、私も使っていたのだ。
最後は、手術に至りましたが。
今でも、作ることがあるのなら、是非yukiさんのブログで紹介してください。

Re: 国産漢方

となりのじろろさん、植物がもつ薬効って侮れないと思います。
昔の人の知恵ってたいしたものです。
県の西部に広がる遊休農地の活用という着眼点は良いと思います。
知事の意欲が空回りしないことを願います。

畑では食用のユリの栽培も、細々とですがやってます。
ユリの茶碗蒸し程度で良ければ、妻に頼んでおきますよ。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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