エルトゥールル号海難事故その2

昨年12月、エルトゥールル号海難事故を取り上げた(→こちら)。
映画に触発され、事故を取り上げた「東の太陽、西の新月」を読んだ。
その中に3人の興味ある人物が出てきた。


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最初の人物は、リチャード・ヘンリー・ブライトン。
事故の22年前の1868(明治元)年、政府が招いた英国人土木技師。
横浜公園に置かれている彼の胸像が見ている先には・・・


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日本大通り。ここに日本初の近代的舗装を導入するなど、横浜居留地の整備に尽力した。

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加えて日本の灯台の父とも言われ、初期の灯台の多くは彼の手になる。
エルトゥールル号が座礁し、生存者が収容された樫野崎灯台しかり。
写真(2014年12月)は犬吠埼灯台であるが、これも彼が建設した。

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二人目は、山下公園近くにあった英一番館に居た増田万吉。
その後、潜水業者となり、潜水服を用いた最初の日本人となる。
彼は、遭難者の遺骸の収容、遺品の回収に無報酬であたった。

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三人目は、山田寅次郎。(寅次郎と聞くと心が躍るが別人)
24歳の彼は全国から義捐金を集め、トルコに届けた。
そのままトルコに18年間滞在し、両国の橋渡しに尽力した。
晩年は茶道の家元としても活躍した。(写真は私の手作りの茶碗)

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ところで、横浜公園(写真奥)の近くに新月をかたどったトルコ国旗を掲げたレストラン「アリババ」がある。
10年以上前、トルコ人のシェフと日本人の奥さんが切り盛りしていたが、今は代替わりしている。

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トルコで最も有名な日本人は山田寅次郎だそうだ。
こうした民間交流が両国の友好を深めてきていたことを知った。
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横浜公園

横浜公園ははぼ毎日通勤で通過しておりますが、ブライトン胸像は100%素通りしておりました。
朝、横浜公園から見る日本大通りは、道幅があり空が広く、とても素敵な空間です。

しかし、トルコ船海難事故も、物語を紐解くと色々なドラマが隠れているものですね。
トルコ料理屋、今度行ってみようと思います。

No title

Shige Haruさん手作りの茶碗はなかなかの出来と見ました。
私は全く知識はないですが、「鑑定団」だけは毎週を見ています。(笑)

横浜公演にこんな胸像があったことすら気が付かず通り過ぎていました。
増田万吉も知りませんでした。
かろうじて知っていたのは、山田寅次郎でテレビで知りました。
アリババというのは、レストランの名前としてはどうなんだろうと、つい下らない連想をしてしまいました。

Re: 横浜公園

となりのじろろさん、今度は気にしてブライトン胸像を見てみてください。
伊勢佐木町入口に架かる吉田橋のたもとには、それも彼が作った橋だと碑があります。

トルコ料理やさんは今は若いトルコ人?がやっているようです。
行ったら前のオーナーの消息を聞いておいてください。
オーナー夫人は、じろろさんも知っている人の小学校の時の先生でした。

Re: No title

メイの家さん、35年ほど前に手製の窯で焼いた黒楽茶碗です。
鑑定団は再放送を含め良く見ます。
中でも焼き物は一番興味があります。

山田寅次郎はTVでやりましたか。
アリババというと、「アリババと40人の盗賊」ですが、それだとペルシャ辺りの話ですね。
さて、どういう理由で店名にしたのか。

寅次郎さん

なかなか面白いですね。寅次郎さん、山田寅次郎さんのことは勉強になりました。その他にも寅次郎さんと言えば、やはり主宰が心ときめく車寅次郎さん!吉田松蔭も本名は寅次郎さん。皆さん寅年でしょうか?ところでシルクセンターやトルコ料理店などキングの塔近くにお越しのようですね。是非とも新天地のキングの塔5階にお立ち寄りください。F親方さんが覗きにきましたが、うなぎの寝床より狭いため、腹がつっかえて奥に入れませんでしたね。

Re: 寅次郎さん

青ちんさん、吉田松陰も寅次郎とは!
探せば、もっと出てきそうですね。

そんなに狭いところなのですか。
キングの塔は懐かしい。近くお邪魔します。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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