工作船事件

五月晴れの午後、赤レンガ倉庫に向かった。
ポツンと立った大きなエノキが、旺盛に葉を茂らせている。
開港当時からの主なのだろう、よくぞ生きながらえてきたものだ。


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赤レンガ倉庫の裏側に、大きな船と「工作船資料館」と読める建物。
2001(平成13)年に起きた北朝鮮工作船事件の、その船を海底から引き上げ、展示している。見学無料。


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工作船は全長30メートル。
漁船を装っていたが、断面は高速に適したV字形。

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後部は開閉式で、小船を格納していた。
その小船も使って覚せい剤の密輸を行っていたとみられている。

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工作船には様々な武器が搭載されていた。
停戦を命ずる巡視船に、機関砲やロケットランチャーで攻撃を仕掛けてきた。このため巡視船側は乗組員3名が負傷。


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ロシア製と推定される対空機関砲までも装備。

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巡視船はこれに応戦。
工作船も被弾し、直後自爆して10名ほどの乗組員は船とともに・・・。
見つかった遺体は、本国政府からは無関係人とされてしまった。

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ところで、資料館横の船は、同じ海上保安庁の巡視船「あきつしま」。
先ごろ、天皇・皇后両陛下のパラオ行啓で使われた。
海上保安庁と海上自衛隊、似ているようで・・・、役割が違う。


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自爆直前、工作船は北朝鮮にこのように送信していた。
「党よ、この子は永遠にあなたの忠臣になろう」
憎むべきは指導者のみ。
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工作船

思い出しますねぇ 当時のニュース
食い入るように見ていました

Re: 工作船

yukiさん、海上保安庁としても初めての銃撃戦のようです。
館内ではその時の様子を繰り返しビデオ放映していました。

行きました

去年の夏に初めて行ってきました。
神戸からやってきた友人を案内したのですが、事件は知っているものの、船がみなとみらいの赤レンガの横にあることを全く知らなかったようです。
この船、エンジンも2基積んでいて、ほぼ軍用の仕様だったそうですね。
平和ボケに喝が入る思いでした。

Re: 行きました

となりのじろろさん、横浜市の観光案内には出てこない穴場ですね。
もっと日本人、そして外国人にも見てもらいたいです。
まだこのような工作船が暗躍しているのだと思います。

No title

あの事件のことをすっかり忘れていました。
ありましたねぇ~。

かの国の軍人№2の高官がまた粛清されたようです。
三代将軍様が就任してから70人も粛清したとか。
いずれは崩壊するのだろうとは思いつつ、崩壊したらしたで、また大変なことになるような気がします。
面倒な国ですね。

Re: No title

メイの家さん、事件というものは、このように目に見える形で残すことが大切なのだと実感します。
本当に、どのような形で崩壊するのか。
我が国は無関係ではいられないでしょう。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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