わが家の宝

前回の歴史ある横浜家具に続いて、今回はわが家の食器棚のお話し。

写真は山北町の建具・家具職人(故人)で、父の竹馬の友。
生涯、木と向き合い、晩年は建具協同組合の理事長をされた。
(父の写真帳から:故人15歳(昭和8年)の頃と思われる。)

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わが家のキッチンに鎮座している食器棚。
1948(昭和23)年、その方が父の結婚祝いに贈ってくれたもの。
私らが父らと同居する際、新し物好きの妻がこれを引き継いだ。

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材はひのきか?
最初は何も塗られてなく、昔、父がニスを塗っていた記憶がある。

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上下二段の引き戸それぞれに、小さな穴がある。
私が幼児のころ、中を開けて茶碗を壊すので、楊枝で栓をした跡。
でも、知恵が付くと、その楊枝まで抜いて戸を開けて・・・

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方や、山梨の農の里「丸一山荘」で代々使われてきた食器棚。
4面ともガラス戸であるが、大きさも、形もわが家のものとそっくり。
この家を借りる際、私がニスを塗り直している。

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わが家を見回すと、壁、天井はビニール。床、テーブルは合板。
その中で、本物の木で職人が心をこめた食器棚は、わが家の宝である。

わが家と山梨の農家と、作りが似ているのはこの地方の様式なのか?


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伝統技術

お父様の結婚時の・・・ となれば、その棚は齢70年選手なのではないでしょうか。
道具にしろ家財にしろ、丁寧に使えば長持ちするのが古具、民具なのでしょう。
実家にも祖母が嫁いだときからある桐の箪笥がありますが、十数年前に母が再生業者に委託して真っ白くなって帰ってきたことを思い出します。まだ我が家にありますが、祖母の年齢(生きていれば)を考えれば、80年は軽く超えていると思います。
いいものは、末永く引き継ぎたいものですね。

Re: 伝統技術

となりのじろろさん、70年近く、それも毎日使ってきました。
昔は居間で、現在はキッチンで。

そうでした、母の桐の箪笥、父らとの同居の際、再生加工をしてもらって今、家にあります。
家具は何世代にもわたって使えますね。
木って、いいなあ。

食器棚

お宝ですねぇ
それも現役で大事に使われている
すてきです (^.^)

Re: 食器棚

yukiさんのお宅にはもっとすごいお宝があるのだと思います。
作り手の顔が分かるだけに一層愛着がわきます。
直売所でも、最近のスーパーでもそうした工夫が多いですね。

No title

食器棚がそのままお父さんの歴史を物語り、それがまたShige Haruさんの歴史に繋がっていく、という何と貴重な家具でしょうか。
もはやこの手のものは手に入らないでしょう。
次の世代の人にも使ってもらえれれば嬉しいですね。



Re: No title

メイの家さんのおっしゃる通りだと思います。
次の世代には期待できないと思っていますが・・・

昔は作り手の顔が見えるものが多かったと思います。
大工さん、洋服屋さん、靴屋さんの手仕事、目に見えました。

No title

食器棚の小さな穴、どこの家でもそうやって開けられないようにしてたんですね。子どもの成長を感じるものでもあるわけです。
我が家にも宝物の家具があります。
桐箪笥職人だった叔父(故人)が9歳離れた姉の結婚祝いに箪笥を作る際、当時中学生だった私にも「嫁に行く時持って行け」と作ってくれたものです。
叔父は、その2年後に持病の腎臓病が悪化し42歳で旅立ちました。我が町は桐箪笥で有名です。かの有名なサッカー選手だった方もお忍びで買い求めに来るようです。
いいものはいつまでたっても、しっかりしているものですよね。
ちなみに箪笥の中身は旦那の母と私の母の形見の着物で
いっぱいです。はぁ~、いつ着るのかな???

Re: No title

なおちんさんの桐箪笥もお宝ですね。
昔、お二人が住む町の名前を聞いた時、旦那に「桐箪笥で有名な町だね」と言いました。
9歳でもう嫁入り準備がされていたのは知らなかった。

家でも着物が眠ってます。
最近古着を使ってがまぐちを作っている職人をTVで見ました。
玄関に、古い帯で作ったお雛様をいま飾っています。旭川の職人さんのものです。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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