安寿と厨子王

昔、教科書で森鴎外の小説「山椒大夫」を習った。
人買いにつかまり、安寿と厨子王が辛酸を舐めたのがここ丹後の宮津。
今、その地に二人の像が建っている。


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宮津と舞鶴の境を流れる由良川が若狭湾に注ぐところ。
二人が見つめる先には、母が売られていった佐渡が・・・

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安寿が重たい汐汲み桶を担がされた由良の浜。
安寿が死をもって逃がした厨子王は都で出世し、この地に戻り人買いを止めさせた。
幸福そうな現代の若人二人は何を語らう?

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その浜を目の前にして解禁されたばかりの松葉蟹のフルコース。
写真のほかに蟹の刺身、天ぷら、最後は蟹雑炊。


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由良川を10kmほど遡ったところの街路樹のユリノキ。

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その根元の看板。由良川の氾濫でツアーバスが立ち往生。
乗客37名がバスの屋根に登って救助が来るまでの一夜を過ごした。
看板の左手、奥の集落に、目立つ青い屋根に白線のある家。

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この地方特有の茅葺き入母屋造り。
江戸時代の築だが、最近各所を手直しした。


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玄関、味のある古い屋根瓦を旨く使っている。

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入ると土間。
正面のしっくい壁には丸窓と古い建具とで意匠を凝らしている。

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夕刻、車で15分ほどの西舞鶴駅に送ってもらう。
ここは三セクが運営の北近畿タンゴ鉄道の始発駅でもある。
内装を凝らした「あかまつ」号。この先、乗車の機会があるだろう。

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今回は、ダークレッドの帯が控えめな特急「まいづる」に乗車。
ここJR舞鶴線から山陰線に乗り入れて京都駅に戻る。


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横浜市歌「わが日の本(もと)島国よ 朝日輝よう海に・・・」の作詞者は森鴎外。
舞鶴のこの家とは、末永くお付き合いをしていくこととなった。壽。

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安寿と厨子

昔々 この童話を読んで子供ながらに涙したことを覚えています

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蟹が出てきたら最高(笑)

No title

10月に佐渡に行ってきました。佐渡ウォークに夫婦で参加。
泊まった民宿の近くに目洗い地蔵がありました。
安寿と厨子王の母が子見たさに目を洗った場所だそう・・
佐渡にはそんな所が沢山あります。
そして・・・
鉱山発掘の天空のラピュタのような場所もあります。
興味がありましたらどうぞ!!
来年も夫婦で佐渡ウォークに行く予定です。

Re: 安寿と厨子

yukiさんは子供の頃に読みましたか。
私は中学の国語の教科書だったと思います。
昔読んだものを読み返すのって楽しいですね。
特に教科書の時はいやいや読んだことでもあるし。

Re: No title

なおちんさん、話を展開してくれてありがとう。
このお話し、地元に伝わる伝説を鴎外が小説化したそうです。
それが、ちゃんと佐渡にもあるのですね。
目洗い地蔵は小説にもでてくるのかな?
やはり、yukiさんのように原作を読み返したくなりました。

それにしても二人でウォークとは羨ましい。
昔、家族で佐渡に遊び、帰りに彼の家に泊めてもらいました。
砂金すくいは面白かった。

天橋立

宮津は僕が初めて行った県外出張の地です。
途中に寄った天橋立が印象的だったと記憶しています。まだ当時はタンゴ鉄道ではなく、国鉄宮津線でした。
人買いの話をその当時も耳にしませんでした。お恥ずかしながら、安寿と厨子王を読んだことがありません。
どうしても蟹の大皿の方に目が移ってしまうのは、最近食べていないからかな・・・
これだけ食べられれば申し分なしですね。
・・・卑しくてすみません。

Re: 天橋立

となりのじろろさん、宮津でお仕事、何のお仕事なんでしょうね?
昭和49年に、丹後半島の伊根から、天の橋立、そして舞鶴から京都へ出ましたので、今から思えば宮津線、舞鶴線、山陰線とつないだのでしょう。(その一部を今年4月のブログで紹介しました。)
今の世代の人は教科書に鴎外など出てこないようですね。
蟹はやはり産地に限ります。当分食べなくていいです。

No title

安寿と厨子王の話は、小学校の頃に童話で読んだ気がします。
丹後の話でしたか。

丹後には行ったことも無く、ましてや松葉蟹のフルコースなどというものは、生まれてこの方食したことがありません。
まだ行ったことが無い地域が多いということは、楽しみが残っていいかな、なんて思っています。
屁理屈の世界ですね。(笑)

Re: No title

メイの家さん、世代によって記憶があるかないかですね。
今回、現地で丹後だったと知りました。

小さい日本ですが私もまだ行ったことがない地域がたくさんあります。
外国にも行きたいですが、日本で楽しもうと思っています。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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