オリーブと平和

chiiさんち(写真も)の玄関先に稔ったオリーブの実。
小さな鉢植えなのにたいしたもんだ。330gあった。
この実を使ってオリーブの新漬(塩漬)を作る。


オリーブの実

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まずは1.8%の苛性ソーダ液に8時間漬けてアクを抜く。
苛性ソーダは劇物。
万が一のことを考え、専門家?の私が漬ける作業を請け負った。

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8時間後、このとおり漬けた液がアクで茶褐色になった。

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次に水洗い。実を空気に触れさすと黒くなるので落としブタをしながら、底の方から水をホースで注入。
2~3時間おきに一昼夜続ける。もちろん夜中には目覚ましをつけて。


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液が茶色くならなければアク抜きが完了。次は塩水に漬ける。
2%からはじめ、日ごとに濃度を増していく。最後は6~8%。
ピクルス味にはない新鮮な味が秀逸。完成までにあと数日かかる。


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オリーブと言えば小豆島。1954(昭和29)年、高峰峰子主演の映画「二十四の瞳」の舞台となった岬の分教場。(撮影:以下2枚とも1986(昭和61)年1月)
でも原作者の壺井栄は小説の舞台は明示してないとのこと。


PICT0145-001.jpg

オリーブの木に囲まれて土庄港の近くに建つ「平和の群像」。
原作も(読んでないが)映画も平和への願いで貫かれている。
小豆島の宿でこの映画を見ながら涙したものだ。


PICT0157-002.jpg


オリーブは平和の象徴。国連の旗もオリーブ。
きょう、ノーベル平和賞が発表された。
死をも恐れぬ17歳の少女に、ただただ頭が下がるばかり。
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平和

「国連の旗もオリーブ」 知りませんでした
早速ウィキペディアで調べました
勉強になりました
17歳の少女にノーベル平和賞 もろ手を挙げて賛成です

No title

オリーブがこんなにも手間ひまかかるとは・・・
人間て、どうやったら食べられるのか考えるものだと
考案した先人に感謝です。
そして・・・
女は笑うことも許されない国の彼女を応援するとともに
平和って何だろうと考えさせられる賞ですね。

Re: 平和

yukiさん、オリーブと平和は切っても切り離せません。
それにしても17歳で。キリストの再来みたいです。
再び銃撃されないことを願います。

Re: No title

なおちんさん、自然界のものは程度はあるがアクで体を防御している。
そのアクをどうやって除いて美味しく食べるか・・・
人間の永年の知恵がそこにある。
米のとぎ汁で湯がいたり、天ぷらにしたり、蒟蒻では灰で煮たり・・・

教育こそが平和につながると・・・
その点、日本は江戸時代からかなりの庶民が寺小屋とか、藩の学校で勉強していた。
明治の近代化、戦後の復興、そして世界第3位の経済力、みんな学問によるところ。
その中で平和を求める国民意識も育ってきたと信じたい。

苛性ソーダまで・・・

小豆島町にオリーブ課なる組織があるようで、そこのホームページにもオリーブの塩漬けの作り方が掲載されていました。まさしくShige Haruさんのお作りになられた方法と同じでした。
でも、苛性ソーダを使うところなど、なかなか素人ではハードルが高そうですね。
梅酒を漬ける程度に簡単だったらいいのですが・・・

昭和61年の写真のようですがセピアな色合いで、瓦屋根の分教場とは校舎でしょうか。
時代を映しているようでなんとも味わいがあります。

Re: 苛性ソーダまで・・・

となりのじろろさん、オリーブのアク抜きには苛性ソーダが必須のようです。
それだけアクが強いのでしょう。
でも劇薬の苛性ソーダは昨今の薬屋も置いてないし、確かにハードルが高いでしょう。
NPOが、廃天ぷら油と苛性ソーダとから石鹸を作っていますが、そこまでしなくてもと思います。
劇薬の扱いは私ら専門家だけにしましょう。

分教場とは、分校といったところでしょうか。
この写真、本来はカラーなのですがネガが退職してしまったのでセピアに変換しました。

No title

オリーブの塩漬というものを食べたことがありません。
どんな味なのかも想像が付きませんが、夜中に2~3時間置き起きなきゃならないとは、随分手間暇のかかるものですね。

苛性ソーダは、前の職場に大量にありました。
貰ってくるわけにはいきませんが。(笑)

イスラム社会はなかなか理解できません。
今後百年や二百年かかっても、まだまだ変化しそうにはありません。

Re: No title

メイの家さん、さっぱりとした塩味で、ポリポリと。
家では小豆島から秋に漬けたのを取り寄せています。
最近はスーパーでもみかけます。

苛性ソーダは、試験分析でも必需品ですね。
昔は水銀法で製造していて、あの水俣病が水俣と新潟でおきました。
現在は水銀を使わない方法となりました。

宗教や人種が関わっているばかりか、先進国が裏取引して、太平洋戦争?後に無理やりあの地域に国境線を引いたのも原因だとTVで言ってました。
抑圧された人々の恨みは永遠のようです。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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