サービス満載の昭和レトロ銭湯

かれこれ40年近く銭湯に通ってない。
5月5日の端午節句は「しょうぶ湯」の日。


そこで、中区大和町の「いなり湯」さんを取材させていただいた。
1961年(昭和36年)の建築。向かって右側が男湯。
風呂場下水の上流側に男湯というのが江戸時代からの習わしとのこと。

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懐かしい木製と、スチールの下足箱が合わせて300足分はある。
今では全部埋まることはないと言う。
中央に血圧計が置かれているのは今風。

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脱衣場は並んだロッカーで一杯。
高い折り上げの格天井にシャンデリア、当時の流行りだったらしい。


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洗い場に、昭和のお決まりのペンキ絵。
日本に二人しかいない銭湯絵師「中島盛夫氏」の作で「潮岬」。
湯船は、湾曲した大きな泡ぶろと、黒湯(温泉)の電気ぶろ。

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そして女湯に初潜入?
こちらはロッカーと、昔ながらの籐かごを併用。
それによって、ゆったりしたおしゃべりのスペースを確保。

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おしゃべりの横に、コインランドリーと洗濯機が複数台置いてある(男湯にも)。

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加えて、裏手には化粧コーナーまで備えられている。

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女湯の洗い場。シャワーヘッドやタイルがピンク。
富士山が描かれたペンキ絵は「西伊豆」。
でも男湯の「潮岬」と違和感なく繋がっている。


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横浜出身の元関取「鬼雷砲」の化粧回し。
民謡歌手のポスター、柳原良平の切り絵、江戸の湯屋の浮世絵・・・御主人の交際の広さ、趣味の多彩さを示す品が、そこかしこに展示されている。

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湯あがりに牛乳をグイっといただいた。
もうひとつ、和歌山県北山村の特産「じゃばら」のジュース。
ユズやスダチの近縁種らしい。10月10日にはその皮を湯船に浮かべるとのこと。

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昭和の入れ物に、新しいサービスと展示物が満載である。
御主人は組合の仕事やら、あちこちの後援会へと大忙しの様子。
銭湯の切り盛りは、奥さんの両肩にずっしりとかかっていると見た。
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銭湯の思い出

私は、学生時代と就職後の2年間の合計6年間銭湯に通いました。
下宿から徒歩でいける範囲内に3軒ありましたが、いずれも「いなり湯」さんをほど綺麗な銭湯ではなかったです。
1軒は、ロッカーすらなく、籐かごのみでした。
そして、グーグルで見たところ、その3軒とも既に廃業してコンビニやマンションになっていました。

生まれて初めて銭湯に入った時、とても熱くて入っていられませんでした。
それも段々慣れていきました。
懐かしい思い出です。

銭湯

銭湯をこんなに詳しく見たのは初めてです
銭湯ってはこうなっているんだぁ って少し感動しました
私は銭湯に入ったことがないんです

銭湯マニア

不肖、私めは自他共に認める銭湯マニアです。
普段も自宅の風呂はほとんど使わず、近所の4件の銭湯を渡り浸かっております。
市内の銭湯もかなり尋ねたのですが、いなり湯さんは未踏の地でした。山手駅の接道にあることは知っていたのですが・・・
しかし取材とはいえ、女湯の風景はまず目にしないので凄いと思いました。
このような古式ゆかしきな建築の銭湯は本当に減りましたが、これからも末永く続けていただきたいものです。
メイの家さん、じゃばらは花粉症に効くそうですよ。

Re: 銭湯の思い出

メイの家さん、横浜市内の銭湯は、ピーク時(45年ほど前)の4分の1、88軒になってしまったとのこと。
残った銭湯も、多くはビルの中で、いなり湯さんのような造りは希少となりました。

昔の銭湯は、私も熱かった記憶があります。
水を入れると年寄りが怒りました。
今回、適温でした。

Re: 銭湯マニア

となりのじろろさん、いなり湯さんの設備の良さにびっくりです。
ほかでも同様なのでしょうか。
取材後、夜に再訪してしょうぶ湯に浸かりました。
空いていて、一人でゆったりと浸かったのです。

女湯の展示物は見ものですよ。
特に、浮世絵は男湯に飾って欲しいと御主人に言いましたが、笑ってました。

じゃばらはおいしくて、機能性食品。
湘南ゴールドを越えています。

Re: 銭湯

yukiさん、銭湯は町場のものですね。
学生のころ、バイク旅行先で探してもなかなか見つかりませんでした。
スーパー銭湯とも違う趣きが、昔の銭湯にはありました。

No title

懐かしいですね。結婚して一年は銭湯に通っていました。
今では、こんな田舎町に5軒あった銭湯はもう有りません。
かわりに2軒のコミュニティーセンターに大きい風呂が有り
50円で誰でも入れるので、近所の憩いの場になっています。
たまに行きます。でも、あの絵はありません。

Re: No title

なおちんさん、そちらの町にも昔は銭湯があったのですね。
やはり富士山のペンキ絵だったのでしょうか。

50円で入れるコミ銭?安くていいなあ。
こちらでは風呂を最大の目的に、毎日スポーツジムに通うお年寄りが結構います。

No title

銭湯の絵はペンキ絵ではなく、タイルを一枚一枚貼った絵だったように
思えます。友達の家が銭湯屋だったので、火をおこす裏方から
見てました。田舎の銭湯はとても広いです。よく、子供の時は走っては
転んで頭を打って怒られたものでした。

Re: No title

なおちんさん、タイル画とは高尚ですね。
お友達が銭湯屋さんとは・・・
一度番台に上がりたいものです。
そうでした、風呂場ではよく子供が走っていました。
2,3歳のころ、気持ちよくて?湯船で○○をし、母が手ですくったと・・・
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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