アーティチョークの味

フランス料理に出てくるアーティチョークという食材がある。
種を購入して一昨年の秋にポットに播いたところ、2つだけ発芽した。

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その苗を1年7ヵ月中井の畑で育てたところ、その株に10個の蕾が付いた。

5月10日 (4)

ソフトボールほどの大きさ。
葉にも、蕾の一枚一枚の「がく片」の先にも鋭い棘がある。

5月10日 (2)

この蕾を丸ごと、薄い酢水で30分ほど茹でる。
がく片を一枚ずつ剥がして、その根元の内側を歯でこそぐようにして食べる。ベビーコーンに似た味。粒マスタード+オリーブオイルが合う。

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食べた後のがく片。裏側はこのとおりの薄紫色。

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がく片を全部外すと、それが付いていた軸(花芯)はこんな風になる。
この花芯(チョーク)は、おしべとめしべなので食べられない。

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花芯をごっそり外すと、こんな綺麗な丸底状(ハート)になる。

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断面はこのとおり。黄色っぽいところ(厚さ1センチほど)を食する。
がく片と違って、厚みがあるので食べ応えが有る。
レストランでこの部分お目にかかることがないが、ここが肝だ。


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余談だが、種を播いた5日後、秋田駅前のイタリアレストラン「アーティチョーク」で秋田の友人を交えて会食をした。
イタリアの名門レストラン「イルティネッロ」と名門ワイナリー「ゾーニン社」の協力を得て開店したという店。
でも、現物は出なかった。(写真:同店のHPからコピぺ)

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アーティチョークはキク科、チョウセンアザミ属。
アザミに似た花を咲かせる。収穫は5~6年楽しめるという。
食べてみようという方は来年はお送りできますよ。
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農の里の様子

半年ぶりの農の里。
八ヶ岳には残雪、麓の大豆や蕎麦の畑はまだ手つかずである。

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丸一山荘の住人と、クリスタルラインをドライブした。
農の里を出てすぐ、隣の集落の田に水が張られていた。
南アルプスの連山も雪で光る。


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クリスタルラインは山梨県の北部山岳地帯を東西に走る林道。
曲がりなりにも舗装はされているが、落石は多い。
この時期、ヤマナシが咲く。

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ヤマナシは食べる梨の原種といわれ、中国からの渡来種。
そのため多くは植栽したものとのこと。
ところで、県の花は、予想に反して富士山の周りに多いフジザクラ。


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途中、小尾(おび)の集落辺りから瑞牆(みずがき)山が出現。
標高2,230m、花崗岩の岩峰が聳え立つ。


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ミツバツツジが満開。

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ともかく、山の緑がきれい。
荷台(そう、軽トラでのドライブ)のセットで珈琲ブレイク。


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ところで、この冬の雪の被害はすさまじかった。
となりの集落で花を栽培されている方のビニールハウス。


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雪で、ハウスの屋根が地面にまで押しつぶされたとのこと。
でもめげずに、ジャッキアップしてここまで回復。
きっと、素晴らしいほ場を造り上げるに違いない。ビオトープ併設の。


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出立の朝、時計を見たら丁度4時44分。
朝焼けの八ヶ岳を見たのは初めてかも。


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帰路、里で使っていた鉄パイプを中井の畑に降ろした。
その畑では秋に播いた小麦(はるよこい種・パン用)が開花していた。

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勝沼のブドウ棚も新しくやり直した処が多かった。
どうやらこの秋の収穫が期待できそうだ。
自然の脅威に立ち向かうその姿に、人間の強さを感じる。

文化財喫茶「橋本珈琲」

筑波山の北麓に真壁(まかべ・茨城県桜川市)という戦国時代の城下町がある。江戸時代は商業、製糸、石材で興隆したが、今や朽ちかけた家屋が目立つ。

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その古い街並みのそこかしこで修復作業が進んでいる。
2010年に国の重要伝統的建造物群保存地区になったのだ。
茨城県では唯一、全国で87か所が選定されている。

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大正初期の三輪家住宅。
美しい。履物屋さんとして現役なのも嬉しい。


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今も旅館業を続けている、昭和4年建築の「橋本旅館」。
町内の建造物50軒ほどが国の登録有形文化財となっている。
この制度、指定文化財と違って活用にも主眼を置き、改造が可能。

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そこで、橋本旅館では1階の一部を改造してカフェを開店。

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ネルドリップの濃い?珈琲が売りだが、そんなに濃くなかった。
3名のスタッフがいた。後ろ向きの写真なら、と言うことでパチリ。


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レトロモダン。2013年グッドデザイン賞を受賞。
写真右手には古い金庫と神棚。でも、その写真はアベックに遠慮した。

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火野正平さんの色紙。
自転車ツーリングのTV「こころ旅」で立ち寄った時のもの。


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おそらくすぐ脇の「つくばりんりんロード」を走ったに違いない。
土浦と水戸線・岩瀬駅を結んだ筑波鉄道の廃線敷き約40kmである。
奥に見える筑波山の西側を南北に快適に繋ぐ。


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その筑波山の南麓では田植えの真っ最中。
この景色、農の里とよく似ている(→こちら)。


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そうだ、農の里に行かねば・・・来週にでも。
真壁は町を挙げての雛まつりで知られる。じっくりと訪ねたい町だ。

サービス満載の昭和レトロ銭湯

かれこれ40年近く銭湯に通ってない。
5月5日の端午節句は「しょうぶ湯」の日。


そこで、中区大和町の「いなり湯」さんを取材させていただいた。
1961年(昭和36年)の建築。向かって右側が男湯。
風呂場下水の上流側に男湯というのが江戸時代からの習わしとのこと。

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懐かしい木製と、スチールの下足箱が合わせて300足分はある。
今では全部埋まることはないと言う。
中央に血圧計が置かれているのは今風。

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脱衣場は並んだロッカーで一杯。
高い折り上げの格天井にシャンデリア、当時の流行りだったらしい。


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洗い場に、昭和のお決まりのペンキ絵。
日本に二人しかいない銭湯絵師「中島盛夫氏」の作で「潮岬」。
湯船は、湾曲した大きな泡ぶろと、黒湯(温泉)の電気ぶろ。

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そして女湯に初潜入?
こちらはロッカーと、昔ながらの籐かごを併用。
それによって、ゆったりしたおしゃべりのスペースを確保。

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おしゃべりの横に、コインランドリーと洗濯機が複数台置いてある(男湯にも)。

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加えて、裏手には化粧コーナーまで備えられている。

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女湯の洗い場。シャワーヘッドやタイルがピンク。
富士山が描かれたペンキ絵は「西伊豆」。
でも男湯の「潮岬」と違和感なく繋がっている。


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横浜出身の元関取「鬼雷砲」の化粧回し。
民謡歌手のポスター、柳原良平の切り絵、江戸の湯屋の浮世絵・・・御主人の交際の広さ、趣味の多彩さを示す品が、そこかしこに展示されている。

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湯あがりに牛乳をグイっといただいた。
もうひとつ、和歌山県北山村の特産「じゃばら」のジュース。
ユズやスダチの近縁種らしい。10月10日にはその皮を湯船に浮かべるとのこと。

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昭和の入れ物に、新しいサービスと展示物が満載である。
御主人は組合の仕事やら、あちこちの後援会へと大忙しの様子。
銭湯の切り盛りは、奥さんの両肩にずっしりとかかっていると見た。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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