春告げ花

桜の開花情報が飛び交っている。
その桜より一足先に咲くのがハクモクレン。
私の生まれたのは静岡県の片田舎。その庭に古木があった。
(1972年11月撮影)


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今住んでいる団地近くの民家では正に満開である。
この花は寒さに合うと茶色く傷みやすいのは残念である。

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こちらはわが団地のコブシ。横浜では街路樹にも多い。
そう、♪コブシ咲く あの丘 北国の ああ 北国の春
ハクモクレンの豪華さと違って、花弁が細身で清楚な感じ。


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わが庭(マンションの専用庭)に咲くヒメシデコブシ。
シデコブシ(薄紅色混じりの白花)の仲間で、濃いピンク色なのでヒメ。
サカタで購入して40年。引越の都度植え替えてきた。


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寒さで花が傷むことはないが、鳥の害がすごい。
ヒヨドリが花弁を食べてしまうのである。
今年は釣り糸を張ってみたら、右下のように一部の被害で済んでいる。

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ここは尾瀬の福島側の玄関口、ブナ平の森。
ここではニオイコブシ(別名タムシバ)が一月以上遅れて春を告げる。
名前のとおり花弁が甘く香る。葉を噛んでも甘いという。
(以下、1998年5月3日撮影)


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尾瀬と言えばミズバショウ。
同じ時期、雪が消えるとともに妖精のごとく咲き競う。

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今、袴田死刑囚が釈放されたとの報道。
逮捕されて48年、死刑の恐怖に耐えながら。
この人にも遅れて春は来たと言えるのだろうか・・・

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勝浦の鵜原理想郷

今月の父との温泉巡りは千葉県勝浦の鵜原温泉。
大正時代にユートピアづくりを目指して開発された土地。
地元では鵜原理想郷と呼ぶ。


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アプローチは車がやっとの小さなトンネルだけ。

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宿の足元には岬で囲まれた小さな勝場漁港。
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ということで、食前には海の幸が満載。
お造りの量と質に目を見張った。
ほかに、なめろうに、カレイのから揚げも。


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風呂も多彩。海を見下ろす展望風呂。

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こちらは洞窟風呂。岩を掘りぬいて作ったもの。
この宿は第二次大戦中、人間魚雷「回天」の基地として接収されたと。
勝場漁港には回天用に洞窟が掘られたとも。洞窟は温泉だけでいい。


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回天は、わが愛する「青がえる」(→こちら)の愛称をもつとのこと。
特攻隊員たちがそう呼んだのだろうか。
その同じ海、今は漁船が出港の準備。

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夜、父がびっくりすることを言い出した。
「戦後すぐ、若い者だけ社長の家に呼び集められたが、ここの近くらしい。駅が興津ということしか分からないが。」鵜原の隣駅である。


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翌朝、土地の人に聞くと、車で先導してくれた。
そこは大きな門だけが残り、あとは更地になっていた。
初代は、この浜で海藻を焼いてヨードにして財をなしたとのこと。


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帰ってから調べたら、父らを集めたのは3代目の社長。
それにしても興津という駅名を良く覚えて居たもんだ。
でも、そんな重大と言うか、父の大切な思い出、行く前に言って欲しいなあ。

おじいちゃんの大学いも屋さん

京浜急行の黄金町駅から藤棚町方面へ登る坂がある。
坂の途中には関東学院の三春台校舎がある。
その坂の頂上付近に霞橋というコンクリート橋が架かっている。




霞橋を野毛山公園に向かった住宅街に「大学いも」の看板がある。
看板はそれだけ。そう、大学いもだけを作って、売っている。
店先には芋が干されている。


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普通の大学いもと違って大ぶりで平たい。
注文すると、黒ゴマをまぶし、パックに入れて・・・

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ビニールで包んだうえ、手提げ袋に入れてくれる。
100gで100円。スーパーで芋を買っても同じくらいの値段なのに。


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芋は茨城の決まった農場から送ってもらっているとのこと。
その芋で秋から5月まで大学いもを作る。
その日に揚げる分だけ皮をむく。


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写真奥の羽付き鍋で揚げて、手前の鍋の蜜に絡ませる。
たっぷりの油で揚げるのがふっくらさせるコツとのこと。


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「なあに損までしてはやらないよ。でも娘は継がないって言っている。
写真?いいよ。インターネット見ないけど皆が宣伝してくれるんだ。
昔は何十貫もの芋を担いだけど、今は、そこの橋までがやっとだ。」

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このいも屋さん、散歩していて偶然見つけたもの。
今回4回目にしてやっと買えた。
帰宅して、妻が作ったタコの桜煮とともに晩酌。甘露。


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昔は焼き芋の引き売りさんを手広く抱えていたらしい。
大学いもを作るようになって35年。その人柄が客を引きつける。
今度の秋には、さすがに値上げしようか、と。


磯子プリンスの栄枯盛衰

かつて、自宅の近く、磯子の丘の上に横浜プリンスホテルがあった。
私たちは磯子プリンスと呼んでいた。
2001年にはバラ園や温室を併設し、顧客離れを食い止めようとした。
(2002年5月撮影)

2002.5バラ園-026

その際に、系列のマンションに専用のエレベータを設け、ブリッジを
架けてホテルと繋いで、JR磯子駅からの顧客の便を図った。
(2000年10月撮影)

2000.10橋建設-024

然し、2006年あえなく廃業となり、ホテルもブリッジも解体された。
跡地は売却され、今度はマンションの建設工事が行われた。
(2013年5月、自宅から撮影)

2013.5マンション建設-027

そして、3月1日、グランドオープン。
今回は、崖の中を縦、横に掘りエレベータで丘に上がるようにした。
国道に面したその入口である。

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しばらく行くと、改札ゲートがある。
住民でなくともSUICAを使えば通れる。50円なり。
エレベータまでは30メートルほど歩く。SFの世界に迷い込んだよう。

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丘の上にはマンション13棟(計1,230戸)と広大な緑地空間。

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その一画に1937年完成の旧東伏見宮邸が保存されている。
戦後、皇室離脱させられた宮家が土地ごと西部グループに売ったもの。
ホテル時代は迎賓館のような形で活用されていた。


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今後は、和食の鉄人「中村孝明」の懐石レストランとして活用される。
天ぷらの昼食セット(左)2000円、天丼(右)1600円なり。(消費税別)
開店して、まだ7日目、従業員がぎごちない。


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この建物、鉄筋コンクリート3階建て。
吹き抜けの天井の意匠は外観とはかけ離れたモダニズムが・・・


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宮家の土地を買い取ってホテルにしたので、プリンスホテル。
買い取った土地を担保にまた土地を買い集めていった。
市の歴史的建造物となっている旧宮邸が残ったのがせめてもの救い。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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