公民館まつり

2月24日、「農の里」集落の行事である「公民館まつり」に参加した。

すべて集落の人々による手作りの催しである。

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今年で6回目となる。
公民館長イコール集落長(班長と呼ばれる)がメインとなり、60代を中心とした若手?が下働きする。


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30戸ほどからなる住民大多数が参加して、会場は満杯。

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昼の11時開会、すでに若手が用意した昼食が並んでいる。
さすがに寿司などは店やものだが、ほかは手作り。


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これは、おからドーナツ。
集落では毎週、有志で豆腐を作っている。
あげ油は、集落で収穫したひまわりの種を絞ったもの。

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とっておきの余興は、お母さんたちのフラダンス。
旦那さんたちが恥ずかしそうに見ていた。


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私も一曲。
裕次郎を気取って・・・


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ボーリングゲーム。
倒した本数の順位で景品を先に選んでとれる。
若手にはピンが倒れにくいように並べる。


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輪投げもしかり。
若手には的を遠くする。
景品は、日用品が多い。

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集落には子供が何人かいる。
そこで、景品として雛人形とお手玉を差し入れた。

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ビンゴで盛り上がって、締めは恒例の「ふるさと」斉唱。

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夏の景色だが、上空から見た集落の全景です。(写真:読者提供)
「丸一山荘」は集落の左端。
中央に清里湖(大門ダム)、奥に南アルプス。


浅川上空写真(一法氏201208)

お母さん「こんな風に見えるんかね。ここじゃないみたいずら。」
私「山の中にひっそり、仲良く。まさしく桃源郷ですよ。」
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こて絵(その2)

今回は小渕沢地区の「こて絵」に続く第2弾、津金地区の「こて絵」

ここ津金は、「農の里」とは海岸寺峠を挟んだお隣同士。
その昔、武田や家康に仕え、国境警備の任にあたった野武士軍団の里といわれる。
そのせいか、この地区にはどっしりとした構えの家が多い。


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数年前、この地区を散歩した時に発見したのがこの「大黒天」。
それ以来すっかり「こて絵」の虜になった。


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その数軒下流に、「油屋商店」がある。
昔は油屋さんだったようだが、近年は酒屋さんをやっていた。
その店先に「油屋商店」と書かれた看板らしきもの・・・。


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上に乗っている「富士山と松原」を含め、全体が色漆喰づくり。
「こて絵」の形態はさまざまである。
これでもか、という職人魂に心ふるえる。


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最近、油屋さんは人が替わり、地域興しにつながる品々を扱う店→「油屋 八ヶ岳」となった。
油を売りに?来た近所のお母さん、話してみたら「農の里」のお母さんと同級生とのこと。「あんれまあ・・・」


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油屋さんの土蔵にもこのとおり芸術性の高い「波に千鳥」。
津金の「こて絵」は、この地区に住まわれた故三井貴男さん(明治45年生まれ)の30歳頃(約70年前)の作品。
お会いできないまま、最近亡くなられた。


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油屋さんからさらに数軒下流に長屋門があり、それを最近取り壊したとのこと。
これらはその長屋門についていた「こて絵」たち。
丁寧に切り出され、家の裏に保管されていた。


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作品名は「波に鶴」。
三井さんが代表作を問われた際、この作品だと答えている。(出展「うらやましい つがね」NPO文化資源活用協会)


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三井さんの本拠地だけに、この地区は「こて絵」のメッカ。
「こて絵をめぐるツアー」がよく催される。
この土蔵も、母屋も手入れが行き届いているが、無住のようだ・・・


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「松に鷹」。
気高さと優美さがたまらない。

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これも「松に鷹」。
でも、蔦らしきもので覆い尽くされそうなのが心配である。


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色合いが鷹らしくないが、こちらも「松に鷹」。
何やら釘の跡があるのが惜しいなあ。


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その土蔵の佇まいはこのとおり。
背景の八ヶ岳は、頭が雲に隠れてしまった。
そこのお爺さん「塗ったもんでないんで、このとおり色が剥げないよ。大したもんだ。」


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山里にこのような素晴らしい職人がいたことに感動です。
その手技を思う存分発揮させる施主の存在も欠かせない。
みんな日々の暮らしに追われていたはずなのに。

なお、三井さんの代表作「波に鶴」は同地区の「おいしい学校」(→北杜市HP)で保存、展示される予定とのこと。

寒いほどお得

重たい話題の次は少しリラックス。
といっても、スキー客もめっきり減った冬枯れ観光地の苦心作というのが背景のお話。


道路説明会の翌日(2月14日)、相棒の車でJR清里駅前に到着。
その昔、小海線で活躍したC56蒸気機関車の横に見かけないディスプレイ・・・


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2月中実施の「寒いほどお得フェア」。
本日の気温(朝10時)はマイナス3度なら、レストラン、買い物が30%引きというフェア。
マイナス5度以下なら50%引きとなる。


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観光協会で、本日30%引きを確かめてお目当てのレストランに向かう。
昨年の秋、紅葉を楽しんだ赤い東沢大橋(→10月25日記事中の写真)を渡って・・・


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県立まきば公園に到着。
農の里よりも500メートルも高いこの地は完全に雪の中。

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公園内の「まきばレストラン」に入る。

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眼前には金峰山(→1月27日記事)の雄姿が・・・
その手前の低山の裾に「農の里」がひっそりと息づく。
ここを高速道路が通る・・・


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注文したのは「甲州ワインビーフシチューセット」。コーヒー付。
通常1980円を30%引きで1380円
とろけるビーフ・・・たまらん。


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「農の里」滞在中に外食することはほとんどない。
これだけの景色を愛でながらの食事は贅沢の極みといえよう。

高速道路が・・・

脳(能)天気でした。
私の場合は、農天気と書いたほうがよいか。
いつも通る国道141号に中部横断道建設促進の看板が以前から立っていたのに・・・。

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この道路計画の地元説明会が沿線の10か所で行われた。
2月13日、「おいしい学校」会場(「農の里」の隣地区)の説明会に参加した。

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会場入口には簡単な表示が・・・。
19時30分から、建設省工事事務所による説明が始まった。

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中央高速道・長坂JCT(新設)と、すでに事業着手ずみの八千穂ICの区間34kmの計画である。
全体では、東名高速道の新清水JCTと上信越道の佐久小諸JCTをつなぐ。

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すでに南側の双葉JCTと増穂IC間16kmなどが開通している。
(写真は、JR中央本線をまたぐ高架橋。)

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長坂・八千穂区間は、計画段階評価の段階。
ルート案を複数提案し、住民意見も聞きながら、ルートを絞り込もうというもの。
今回は二つのルート案が示された。
長坂JCTから、ここおいしい学校の西側をとおり、海岸寺のある峠(写真の奥)に向かい、
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この峠をトンネルで抜け、
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わが「農の里」を、その南側(写真手前)か、北側のどちらかを通して、JR清里駅の東側・飯盛山中腹を経て八千穂に至るというもの。
「農の里」の箇所だけ2つのルート案がある。

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本会場には、200名以上が参加し、大学の先生?がコーディネートした。
15名ほどが質問や意見表明をしたが、どの会場でも昔からの住民は(条件付きの)賛成、都会から移住してきた住民は反対といった構図か?
反対理由は、景観破壊、これ以上道路はいらない、どうしてもというなら国道141号の改良で、というもの。

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「農の里」の人、数人に聞いてみると、死んだような土地が売れる、少し賑やかになったほうがよい・・・と。
でも、それで「農の里」の安らぎは失われてもいいの?と、お母さんと話しあった。(2013.02.15記、同日、最初にアップした文章中、賛成、反対の記述箇所を補筆しました。)

こて絵(その1)

こて絵をご存知でしょうか。
伊豆・松崎町の左官職人、入江長八で有名な、あれです。


1月24日、小淵沢駅から農の里に車で3分足らずの小淵沢町上笹尾。
細い路地に入ると土蔵が3つ、4つ。
このように「水」の字や家紋が書かれているのはよく見る。


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でもこちらの土蔵はちょっと違う。
何やら色のついた、それも何かの絵が・・・


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これが「鏝(こて)絵」。
漆喰に顔料を混ぜたものを使って立体的に塗りつけたもの。
ピョウタンを片手に、何やら抱えている・・・

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こちらは、そのお隣の土蔵。

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袋を抱えた大黒様、おめでたい絵柄である。
奥さんから話を伺うことができた。
「数年前に壁を塗り直したのですよ。でも、この絵は昔からのままかしら。」
写真右上に見える龍のような飾りも鏝でつくったもの。


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こちら3軒目の鏝絵は、いつも通る道に面したお宅のもの。
私より2つ歳上となるご主人に話が聞けた。


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絵柄は、二宮金次郎である。
そもそも鏝絵は、職人が左官の仕事をさせてもらったお礼としてつくるもので、この土蔵は昭和28年に、茅野の宮坂じこうという職人のなせる技とのこと。
その出身地には今でも鏝絵がたくさん残っているとも。

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この土蔵には、金次郎の左下に、飛び交う二羽の鶴が、

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また、右下には亀と、対になって鏝絵が施されている。
ご主人「30年ほど前に宮坂さんの弟子に、鏝絵を含めて壁を塗り直してもらったが、手を一切抜かない仕事っぷりには頭が下がった。」と、その時の感動を熱く語ってくれた。

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この土蔵の正面はこちら側。
漆喰で塗り込めた両開きの扉が、手前側にももうひと組ある。
今でも収穫した米を籾(もみ)のまま保存しているようだ。


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冒頭2軒の土蔵の、路地の反対側はこう。
鏝絵を見つけた喜びに加え、この景観に息を飲んだ。


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宮坂職人(故人)の出身地の鏝絵も見てみたいが、その前に農の里近傍のこて絵をもっと紹介していきます。(2013.2.8)
<訂正>2軒目の絵柄は、布袋さんではなく、大黒さんでしたので修正しました。(2013.2.9)


お焼きづくり(里の手づくり食材・第6号)

今回(1月25日)、お母さんの手ほどきでお焼きを作った。

まず、一晩水につけた米を屋外で寒ざらしにする。
凍りついた米を今度は数日間天日干しにして粉に挽く。
(今回は、市販の米粉を使用した。ごめんなさい。)
一般的には小麦粉を使うようだが、米粉はお母さん流か。


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この粉に熱湯を注ぐ。
お母さん「熱々がいいよ。箸でなくっちゃ、かき回せられんね。」


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餡には、今回は野沢菜にピリ辛の野菜を混ぜた。
野沢菜(左)は、味醂で煮たもの。
ピリ辛のほう(右下)は、沢庵、生姜、紫蘇の実、茗荷などを細かく刻んでサラシの袋ごと味噌に漬けたもの。
お母さんが用意しておいてくれた。


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耳たぶくらいに練ったら皮のもとはできあがり。
お母さん「こうやって丸めて伸ばしたら、餡を乗せるよ。」


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お母さん「最後につまんで蓋をすればいいさ。」
もうひと種類、小豆餡のも作った。


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丸めあがったら皮に照りが出るまでセイロで蒸かす。

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私「さあ食べようよ。でも野沢菜と小豆とどっちだか分かんないね。」
お母さん「皮の薄いとこで分かるずら。」
私「次回は饅頭みたいに焼印つけようか。」


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蒸かしたてはしっとりと柔らかく食べやすい。
特に、米粉だけに旨味は小麦粉を超える。
また、炭火で焼いたら皮が香ばしくなった。


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皆さんは蒸かしと、焼きとどちらがお好みでしょうか。
食べ比べてみたい方は、丸一山荘へどうぞ。

プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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