ホンチ相撲

5月3日、金沢自然公園で、横浜ホンチ保存会によるホンチ相撲大会が行われた。

P1070133.jpg

ホンチと聞いて心躍らすのは小学生の頃横浜で育った人。
ホンチを捕まえてきて相撲を取らせ、強いホンチを自慢した。
正式名「ネコハエトリ」の雄を指し、巣を作らないクモの仲間。
(写真:森林書房「クモ基本50」から)


P1070170.jpg

最初に、会員お手製の紙芝居でホンチの解説。
前年夏に生まれ、この時季に生体になり、雌を巡って雄同士は戦う。
その習性を利用して相撲を取らせるのだ。

P1070140.jpg

ホンチ遊びは江戸時代からあるそうだが、一時期廃れていた。
1983年、保存会ができ、相撲大会を通してその伝承をはかっている。
参加者は、昔ホンチで遊んだ大人と、虫好きの子供達。

P1070142.jpg

まずはホンチを探す。
刈り込んだ低木の葉の上にホンチはいる。
探すのがうまいのは「昔の子供」で「今の子供」はそれを見守る。

P1070146.jpg

うまく捕れたら小さく仕切った箱に入れる。
一緒に入れると、喧嘩が始まってしまうから。
昔は千代紙で飾られた専用の紙箱が駄菓子屋で売られていた。

P1070147.jpg

いよいよホンチ相撲の始まり。

P1070144.jpg

小さな板を器用に動かし、2匹のホンチがうまく出会うようにする。
両者見合うと、ケン(一番前の足)を大きく振り上げ牽制する。
それだけで逃げるのもいれば、がっぷり組み合うのもいる。

P1070152.jpg

愛でたくトーナメントを勝ち進んだのは女の子のホンチ。
優勝記念品が贈られた。


P1070163.jpg

この様子は5月8日(月)お昼12時からのTVKテレビ「猫のひたいほどワイド」で放映される。
レポーターのお兄ちゃんがとったホンチは小さすぎて相撲にならないとからかわれていた。

P1070165.jpg

ホンチ遊びは、横浜のほか、千葉の東京湾沿いの漁村にあったという。
家の生垣でホンチをとり、ホンチ箱に大切にしまった記憶がある。
子供たちが過熱しすぎて学校では禁止されたほろ苦い記憶も。
スポンサーサイト

震災復興便所

大岡川の桜が咲いたと聞いて、弘明寺から黄金町まで歩いた。
平日なのに人出はすごい。
でも、桜(ソメイヨシノ)は早い木でもやっと2分咲き。


P1060916_20170404205111743.jpg

弘明寺から少し下った鶴巻橋のたもとに公衆トイレがある。
花見客のために作られたものではない。
1929(昭和4)年、震災復興事業として市内35箇所に作ったものの一つ。
現存するのは5箇所ほど。


P1060920.jpg

黄金橋(→こちら)のたもとの復興便所。

P1060939.jpg

一本橋のたもとの復興便所は、どういうわけか外壁が茶褐色。
トイレは白に限ると思うのだが・・・


P1060927.jpg

P1040763.jpg

一方、掘割川(→こちら)の八幡橋のたもとにも復興便所がある。
復興便所のほとんどが橋のたもとに作られたが、それはなぜか?
そのまま川に流せたから。


P1010112.jpg

例外的に、川から離れた霞橋(→こちら)たもとの便所。
ここは旧市電が通り、橋の上は久保山墓地に向かう道。
アールデコ調の外観が美しい。


P1050278_20170404204101ecb.jpg

地下鉄弘明寺駅近くの復興便所も川から離れる。
横浜国大工学部のあったところ(樹林の所)で旧市電の終点。
復興便所は交通の要衝に作られたのが見て取れる。

P1060913_201704042157499d1.jpg

5箇所の復興便所の共通がこのガラスブロック。
でも、当初からこれが用いられていたのか、疑問は感じる。
たかが便所、でもプロのドライバイー達にとって貴重なオアシス。

P1040753.jpg

程よく歩き疲れ、大根の梅酢漬けをつまみに晩酌。
大岡川に散る桜の花びらに見立てて。


P1060942.jpg

便所に色付きのガラスブロックは良く似合う。
復興便所のことは、磯子の郷土史家・葛城峻氏の著作物を参考とした。深謝。

新しき村の今

1918(大正7)年、理想的社会づくりを目指し武者小路実篤は宮崎県に、そして1939(昭和14)年には、埼玉県毛呂山町に第2の新しき村を建設した。

P1060623.jpg

毛呂山町の新しき村の入り口。
きれいに刈り込まれた茶畑が訪問者を出迎える。


P1060622.jpg

お茶、椎茸と並んでコメ作りが主な産物。
米はミルキークインというから農の里と同じ。
この理想郷にも住宅団地が迫ってきているのはご時世だ。


P1060637_201702172152493c0.jpg

紅梅と、あと1月で咲き出すコブシの古木。
村民は桜の季節には集い、花見に興じてきたという。


P1060625.jpg

でも、高齢化し、現在、村に住んで農業を営んでいるのは十数名。
生産の柱だった鶏卵もやめた。
井戸用のポンプだろうか、放置されたままになっている。


P1060628.jpg

かつては幼稚園として使っていた都電も深く眠りについている。

P1060643.jpg

耕作放棄地にはお決まりの太陽光発電パネルがそこかしこに。
この労せずお金を生むシステムを故実篤氏はどう見るのだろうか。


P1060636.jpg

時折の訪問者の目的は、1980(昭和55)年完成の「新しき村美術館」。

P1060632.jpg

実篤氏の書、絵画などの遺品が展示されている。(写真:入場券から)

P1060652.jpg

新しき村は戦後すぐに財団法人化された。
衣食住完備、給料制で、義務労働以外は自由に過ごす。
それでもこの理想郷づくりが広まることはなかった。

静岡おでん

梅雨が明けきらない中、家康公のお膝元で臨時の仕事をした。
この像、家康の駿府城入場400年祭を機に、8年前に駅北口に設置された。

P1040941_201607220829281f9.jpg

反対側の南口を出て3分に、「まるしまのおにぎり」店がある。

P1040933.jpg

朝6時半から開いているという。
店頭のケースには、おにぎりとちょっとしたおかず類。
昭和の香りぷんぷんの店内。近所の人がふらりと立ち寄っていく。

P1040931.jpg

テーブルの真ん中に静岡おでんの鍋。
黒いだし汁が特徴。
すべてに竹串が打ってあって、1本60円。


P1040928_20160722082954f64.jpg

自分で取って、からしと削り節粉をかけて食べる。
駿河湾の産物を使った練り物が中心。
昔から、駄菓子屋などで市民に親しまれてきたもの。

P1040930_20160722083002c60.jpg

近年は、駅に近いこともあり観光客の来店も多そう。
私を招いてくれた人も、今朝はこの店のおにぎりセットだったと。

輪ゴム

子供の頃から変わらない道具の一つに「輪ゴム」がある。
輪ゴムをつなげてゴム飛びをしたことがある。
(写真は輪ゴムではないようだ。女の子は縄跳び用のゴム紐を持っていた。1958(昭和33)年)

PICT0181.jpg

人差し指の爪と小指に掛けて飛ばす指鉄砲は、今でも悪戯でよくやる。

P1040586.jpg

久しぶりに、割りばしゴム鉄砲を作って遊んだ。

P1040582.jpg

幼児には、輪ゴムの弾をセットするのが少し難しい。

P1040478.jpg

でも狙いは確かだ。すぐに紙の的に当てた。
当たっても倒れないと、輪ゴムを3つ装填して、倒してみせた。

P1040476.jpg

糸巻き戦車というもので遊んだこともある。
木の糸巻きの替わりにプラ製のフィルムケースで作ってみた。
フィルムケースも今では遺物になってしまったなあ。

P1040579.jpg

ビニールの床をすべるように動いた。
昔は、トコトコと跳ねるように動いた記憶があるが・・・。

P1040585.jpg

毛色変わって、これは「ゴムスビー(R)」という園芸用の結束バンド。
耐候性の材質の輪ゴムに突起がついている。

P1040578.jpg

この突起に引っ掛けて結ぶというもの。
つる植物用の支柱などを簡単に組み立てられる。
10年以上使っているのでさすがに弾力がなくなってきた。

P1040577.jpg

輪ゴムは、大正時代に日銀が紙幣を束ねるために使ったのが最初で、当時は自転車のチューブを輪切りにしたものだったとか。
現在でも、輪ゴムは家庭で、商店で、事務所で重宝されている。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
訪問者数
お知らせ
<コメントをお送りください>
●各記事の末尾(スポンサーサイトの下)に「コメント:数字」があり、これをクリックすると投稿欄が出てきます。
●お名前(適当に)と本文を書いて、簡単な数字の入力が求められ、あとは送信ボタンを押すだけ。ご自身のアドレスなどの欄は空欄でOK。
●コメントはどうも・・・という方は、拍手のボタンを押してください。ブログを立ち上げなおすと、拍手の数が増えたのが確認できます。
最新コメント
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新トラックバック