食用菊

貴重な晴れ間、中井の畑で作業を楽しむ。
この区画のトマトを抜いて、ソラマメを2畝分、蒔く。
手前の畝のブロッコリーは青虫がついているので、ネットを掛ける。

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地這いのミニトマトは雨で実が割れて、ほとんど収穫にならない。

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ダリアは茎が倒れているが、鮮やかに咲き誇っている。

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崖の草むらに咲くアキノチョウジ。
シソに似た紫の色合いが清楚だ。


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黄色の食用菊が咲き出した。
紫色のモッテノホカ種はすでに終わっている。

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食用菊には体内の解毒物質(グルタチオン)の産生を高める効能がある。
それで、刺身など料理のつまにも使われる。
まず、花の真ん中を押さえて花弁をむしり取り、酢水で茹でる。

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小松菜、大根おろし、チリメンジャコと混ぜ、三倍酢で味をつける。
日本の味だ。


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食用菊には発がんの予防作用や悪玉コレステロールを抑えるとも言われている。
これまで余り好きでなかったが、いろいろと使ってみよう。
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インベーダー植物

一週間ほど前から団地内の各所に白いユリが咲き出した。
初めて目にしたのは十年ほど前で、テッポウユリだと思っていた。
ところが、タカサゴユリという台湾からの外来種だった。

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現在は、宮城県以南の全国各地に勢力を伸ばしている。
写真は、西湘バイパスの大磯出口だが、こうした道路わきで目につく。
花がきれいなので、住宅の庭で大切に育てられたりもする。


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日本原産のテッポウユリとはすでに交雑したものが広まっている。
交雑したものには花弁の薄紫色のラインがない。
(写真は、交雑してないタカサゴユリ)


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一方、春の道路沿いはオオキンケイギクの黄色の花が目立つ。
写真は、東名高速の側道(今年の5月、大井町)だが実に綺麗。
アメリカ原産で、1880年代に観賞用として日本に来たもの。


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河床を覆いつくしてしまったつる性のアレチウリ。
大豆に交じって、その種は日本にやって来たとのこと。


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厳島湿性公園(→過去のブログ)の水面を侵略しつつあるオオフサモ。

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四葉のクローバーのように見える貴重種のデンジソウ(葉が”田”の字に見える)がオオフサモの陰で青息吐息。

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ハンゴンソウという日本在来種がある(写真:山と渓谷社「日本の花」から)が、明治期に北アメリカから観賞用で入ってきたのがオオハンゴンソウ。
冷涼な土地で群落化しやすく、箱根では人力で駆除活動を行っている。

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その花は、園芸種のエキナセアの花(下の写真)を黄色くした感じ。

TV映画「北の国から」で、妻子ある男の子供を身ごもって富良野に戻ってきた蛍ちゃんに、幼馴染の正吉がプロポーズしたときに贈った花がオオハンゴンソウ。
百万本のバラは買えないが、北海道の原野にいくらでもあるこの花を毎日刈りとって、彼女のもとに届けた。
蛍ちゃんの部屋は身動きできないほど、黄色の花で埋め尽くされた。


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タカサゴユリ以外のオオキンケイギク、アレチウリ、オオフサモ、オオハンゴンソウは植えたり、譲ったりしてはいけない特定外来生物(→過去のブログ)に指定されている。
これらの植物は例の蟻のような人体への直接の害はないが、日本の生態系を徐々に破壊していく。

正吉がオオハンゴンソウを贈るシーンはこのドラマのベストシーンの一つ。

(訂正、8月22日)ルドベキアをエキナセアに訂正しました。

山梨産のバルサミコ酢

農の里に1泊した帰り、甲府の東隣の笛吹市春日居町に寄った。
お目当てはここ「なでしこ農園」さん。
明治27年にできた古民家。

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その前に広がるブドウ畑。
西洋式の垣根仕立てだ。
シャルドネ種がたわわに実をつけている。

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その実を絞ってワインを作る・・・
のではなく、しぼり汁を煮詰め、それを数年をかけて樽で熟成する。

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熟成の終わった樽から、中の液をデカンターに移し、

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さらに100mlの小瓶に移し替える。

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その完成品のバルサミコ酢。
なでしこ農園では、バルサミコ酢の本場イタリア・モデナの気候風土に、この地が似ることから十数年前からその生産に取り組んできた。


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バルサミコ酢は、酸っぱさと甘さが同居した奥深い味わいが特徴。
近所からいただいたおからコロッケに少し掛けてみた。
イタリアの風が吹いてきた(かな)。

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このバルサミコ酢、以前は横浜駅西口の伊勢丹で売っていたが、お店が撤退。
そこで、生産者まで買い付けに行った次第。
この先、妻から”頼まれて”山梨に行くことになろう。
(訂正)棚仕立てのブドウの品種をピオーネからシャルドネに訂正しました。(8月13日)

胡麻

中井の畑で胡麻を育てている。
下から上へ順繰りに咲いていき、咲き終わると種を結んでいく。

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花は薄いピンクでなんの模様もなく、この暑さの中、清涼感を感じさせる。

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2か月くらい後、下の方の鞘がはじけ出したら刈りとって天日乾燥させる。(下の写真2枚:昨年10月)

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種(胡麻)はこんなふうに鞘の中に行列して入っている。
胡麻には黒、白があるが、うちのは金胡麻。


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胡麻を使った料理と言えば、ゴマ豆腐か。
でも、作るのが大変そうなので胡麻団子に挑戦してみた。
といっても、潰したじゃが芋に胡麻をまぶしてトースターでチン。


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ネットに出ていた揚げない胡麻団子の一丁上がり。
中にチーズを入れてあるものの、味は星一つ・・・


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以下はうちのシェフの作品3点。
お稲荷さん。ごはんに胡麻をまぶしてある。

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味噌を大葉でくるんで揚げた「味噌のシソ巻き」。
味噌には胡麻と胡桃も入れた我が家特製。


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近所でも好評の「イワシのふりかけ」。
イワシの削り節、砕いたにぼし、減塩昆布といりごまに調味料を加えたもの。
これがあると、お酒もご飯もすすむ。


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手作りアンパンにもケシの代わりに胡麻を使っている。
胡麻はちょっとあれば重宝な食材だ。
秋に収穫した胡麻を翌年蒔けば、また胡麻となる。

小麦で麦茶

4月上旬、中井の畑で育てている小麦(はるよこい)の様子。
農の里で育て始め、その後、中井の畑で種をつないできた。


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6月下旬、収穫を迎えた。
本来はパン用の品種だが、中井では敷き藁に使うために育ててきた。
そのため、いつもは穂(小麦そのもの)は捨てていた。


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今回、この小麦を麦茶にしてみた。
本来の麦茶は六条大麦なのだが・・・


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問題は小麦の脱穀の方法。
農の里には足踏み式の脱穀機を置いてあるが、わざわざ・・・
(写真:2012年10月)


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ネット検索したら、ゴボウの皮むき用のグローブがいいとあった。
片手で108円也。
両手でゴシゴシと摺ると、気持ちよく小麦が出てくる。


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ごみを飛ばし、水洗いしてからフライパンで炒る。
ガスレンジの安全装置が働いて、すぐ弱火になってしまう。

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仕方なく、この程度の炒りだが、それを数分煮出すと、

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澄んだグリーン色の麦茶の完成。
煎りが浅いので、苦みがほとんどない。優しい麦茶だ。


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この小麦でパンを焼いてみよう。
それには製粉という難題もあるが、どうにかなるだろう。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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