ネジバナの花

この季節になると芝生の中にネジバナが咲き出す。
茎に対して捻じれて咲くのでこの名前がある。
世界各地の、やや湿った明るい草地に生える。

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初めてこの花に出会ったのは、尾瀬ヶ原。
湿原に咲く可憐な花たちの中に、この花もあった。(1999年夏)

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一つ一つの花は2ミリに満たない。
でも、れっきとしたラン科の植物。
豪華な胡蝶蘭やカトレアと同じ仲間。


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個体によって花の付き方(捻じり方・巻き方)が異なる。
例えば、写真右の巻き方の花・・・

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根元の方から先端に向かって、左に向く巻き方だ。
一般には左巻きと言い、朝顔などもこの巻き方。
でも、ネジバナの根元に立った小人が見上げたら右巻きに見えますよ。


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蚊取り線香で見てみましょう。
上の写真の花と同じ巻き方なのに右巻きと言っていませんか?
中心から外側に巻いているとみると、右巻きですよね。


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この蚊取り線香を裏返すと(右のもの)、巻き方は逆です。
巻き方は、上下や表裏のどちらから見るかによって変わって見えるのです。


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そうした曖昧さを解消する一つが、掌を使って言い表す方法。
これ左巻きと言うかわりに、伸びていく方向に親指を立てた右手の掌で抱えるのと同じ向きに巻いているので、右手巻と呼ぶ。
この言い方なら普遍的に使える。


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普通は右巻きと言っているこちらは左手巻と呼ぶ。
・・・・かえって、わからなくなった?


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世の中、どの立場、どの視点から物事を見、判断するかですね。
最近、会話がぎくしゃくしてきたのは、歳で何事も曖昧にしてしまっている影響かも。
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ローズガーデン

厚木から相模原に向かう国道129号の途中、山際地区。
「栗の里」というレストランの庭がローズガーデンになっている。
薔薇の見ごろとあって50台止められる駐車場も店内も大混雑。

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100種700株あるという薔薇がガーデンをうめる。
その手入れは、基本的にオーナーが一人でやるという。
「複数の手だと満足いく管理ができません。」と。

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ガーデンの各所に薔薇に囲まれたテーブル席もある。

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巨大なネギ坊主のような花はギガンチウム。

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ここで育てた薔薇の苗木販売もしている。

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一日に2回、手回しオルゴールの演奏が行われる。
オランダ製のもの。
厚手の紙にパンチされた穴で♪を奏でる。


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ドイツ製からくり人形付きの手回しオルゴール。
他にもアンティークなオルゴールが並ぶ。

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忘れてはいけません、ここはレストラン。

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米沢牛のステーキ。
美味しくてご飯をおかわりしてしまった。
お米も地元農家と一緒に生産したもの。

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代々続く農家が50年前に始めた観光要素を融合した滞在型レストラン。
それが評価され各方面から種々の賞を受けている。
町はずれの住工混在の殺風景な場所で、光ってる。

花と雪

春分の日の雪に、近所の子供らは大喜び。

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昨年に続いて(→こちら)2度目の開花となる枝垂れ桜。
今年は鉢植えの3本が咲いた。


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例年より早く咲いたスモモ・メスレー(→こちら)。
開花時に天候不順だと実の付きが悪くなるのだが・・・

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雪との対比が、思いのほか良いムスカリ。
葡萄の房のようなので、ブドウヒヤシンスの別名も。


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湿った雪で難儀そうなヒュウガミズキ
原産は、宮崎説と光秀(日向守)の所領・丹波説とがあるそう。


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ハーブとして重宝なローズマリーも困った様子
花粉症を緩和する効能ももつと言うが、さて。

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マメに似た葉っぱがおいしそうなマメヅタ
山野の樹木や岩にへばり付いているのをよく見かける。
これでもシダの仲間なので胞子で殖える。

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我が家で2番目に古い盆栽の五葉松。
枝に隠れて写ってないが、根元の地蔵さん(→こちら)も寒そう。

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でも、部屋の中は暖かい。
昨年、父の白寿(数え歳)でいただいたコチョウランが今年も咲いた。


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畑用のトマト、スイカ、カボチャ、カーボロネの苗もきょうは家の中。
カーボロネとは、結球しないキャベツでトスカーナ料理の食材。
種をネットで購入。初めて栽培するので、うまくいくかどうか。

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雪と桜の景色を写せるかと期待もしたが・・・雪は雨に変わってしまった。

氷室椿庭園

JR茅ヶ崎駅から海へ向かって徒歩20分の住宅街に氷室椿庭園がある。
周辺は広い敷地の邸宅が多い。

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2,800㎡の敷地に、昭和10年築(昭和35年に増築)の建物がある。
三井不動産の元副社長・氷室氏の旧宅。
茅ヶ崎市に寄贈され、平成3年に開園した。

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昔はこの辺り、このような松林の邸宅が広がっていたのだろう。
手入れの良さには目を見張る。
ここの特徴は、何といっても椿の種類の多さ。


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氷室氏が作出した「氷室雪月花」
淡桃に紅の吹掛絞りで、清楚であり艶やか。庭園を代表する名花。


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ほかに200種以上の椿が植えられている。
淡桃色の地に桃色の大小縦絞りの八重花「春日影(はるひかげ)」。


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濃紅色の「紅ろう月」

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淡桃色の椀形花の「曙」
遺伝子が三倍体なので種を付けにくい。


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古い品種の「紅獅子」
雄ずいが小花弁化した唐子咲。


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濃紅地に白覆輪の「玉の浦」
ヤブツバキの突然変異で生まれたというが、よくぞ見つけたものだ。


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椿の早咲きは12月から、遅咲きは4月まで楽しめる。
庭園の中央は花壇で、夏に向けて草花も楽しめる。


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椿は丈夫で、小さな鉢でも楽しめる。
ここ数年、知人の椿を預かって咲き出すとお返ししている。

ひじきの思い出

昨年11月に食べた崎陽軒の「秋のかながわ味わい弁当」。
かながわ再発見キャンペーンとのタイアップ企画もの。
(以下の写真2枚:昨年11月)

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かながわ産の食材のオンパレード・・・
シュウマイ、小田原の蒲鉾、三浦のマグロの生姜煮、その右にひっそりとひじきの煮物。
きょう、冬バージョンを求めてスーパーの売り場に行ったら入荷待ちでアウト。(ちなみに、冬バージョンにもひじきの煮物が入る。)

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やむなく別の売り場で購入した弁当、ひじきが真ん中にドーンと。
普段、主役を張れないひじきが眩しい。

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3日前、所々雪が残る中、三浦半島の先端を目指した。
三浦と言えば三浦大根だが、近年はこのとおり青首大根ばかり。

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到着したのは剣崎の西、江奈湾に面する松輪の漁港。
松輪サバで有名だが、今回はひじきが目的。

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それらしきものが岩に打ち上っている。
本来海の中では緑色だが、茶色くなっている。
たまたま居た海岸美化財団の職員に聞いたら、ひじきだと言う。

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漁港の一画にある㈲三浦海藻さんで「寒取ひじき」を求める。
蒸し上げてから、店の前で数日間天日乾燥したもの。
この時季はひじきが大きくなる前で、柔らかいのが特徴。


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乾燥状態では真っ黒だが、30分ほど水に戻すとやや茶色ぽくなる。
これを少し刻んで・・・

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人参(中井の畑)、油揚げ、大豆(農の里)と一緒に煮込む。
こんなに出来たので、ご近所に配って回る。
初めてとあって自慢できる味とは言えない。皆さんお付き合い御免なさい。


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そこで翌日は、摺った山芋(→こちら)と混ぜて落とし揚げにした。
うどんの汁で崩れるのはイマイチだが、こちらは味に自信がある。

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小学校で給食当番の日、ひじきの煮物が出たことがある。
誰もが、真っ黒で恐ろしいような食材に肝を冷やした。
みんなのアルミのカップによそったひじきのほとんどを鍋に戻し、給食の伯母さんに返した。おばさんご免なさいと心でつぶやきながら。
ちょっと辛かったひじきの思い出。

プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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