駿府城公園内の紅葉山庭園

先週、仕事で静岡市に出向いた際、駆け足で駿府城跡を訪ねた。
家康が隠居後に院政を敷いた城で、今は官庁施設や公園になっている。
近年復元された巽(たつみ)櫓(手前)と東御門(奥)。


P1070552_20170725175534e42.jpg

駿府城公園内の一画に紅葉山庭園がある。
入場料150円を払って入ると、予想外に整備された庭園が広がる。

P1070557.jpg

静岡市内にも近年高層ビルが建ち始めている。
手前の白い砂利は三保の松原を模している。


P1070561_20170725175632cf6.jpg

これは一目瞭然に富士山。
手前の刈り込まれたサツキは茶畑を模している。
そう、この庭園は静岡の名所を凝縮して見せている。


P1070568.jpg

では、この石段は?
箱根の石畳だそうだ。
箱根は静岡県?いや、要らぬ詮索はよそう。

P1070570.jpg

ごろた石のある流れは、あべかわ餅で知られた安倍川を模している。
30%支持率の内閣と同じ字だと、気づいた。
その近くに茶室がある。


P1070569.jpg

本(ほん)山冷煎茶をいただく。
本山地区のある安倍川流域は静岡茶の発祥の地だと。
薄グリーンの冷えた煎茶は、殊の外美味い。


P1070563.jpg

この後、冷えたほうじ茶も出てきた。
韓国?からの観光客ともども、立礼席なので気取ることなく涼む。


P1070567.jpg

帰りがけ、入場門そばのアオイの寄せ植えに気が付く。
三つ葉葵は徳川一門の家紋。
でも、アオイの葉は2枚。3枚は架空のもの。


P1070574.jpg

静岡の名所巡りの趣向は、外国人観光客にうってつけ。
年に1日だけの静岡での仕事、今年で最後にしよう。
国家試験合格を目指す受講生に迷惑を掛けないうちに。
スポンサーサイト

ブラフ積み

ファッションの街・元町商店街の海岸寄りに大きな緑地がある。
横浜の開港に伴い、ここにフランスの領事館が置かれたことから、現在、フランス山と呼ばれる。

P1070376.jpg

その緑地に沿う道は、登っていくと港の見える丘公園に辿り着く。
そこにある数百メートルに及ぶ石の壁は当時からのものらしい。
表面はかなり風化が進んでいるが、規則正しく積まれている。


P1070371.jpg

石は房総半島の金谷や鋸山当たりの房州石という砂岩。
石の長辺と短辺を交互に積んでいる。
山手の居留地や旧市街地に見られる積み方で、ブラフ積みという。
ブラフとは、切り立った崖のこと。


P1040805.jpg

山手西洋館の一つ、べーリックホールの石垣もブラフ積み。
しかし、その多くは開発に伴いより堅牢なものに作り替えられてきた


P1070362.jpg

残存するブラフ積みの多くは、まだ開発の手が及ばないところ。
こんな昭和の面影一杯の建物とよくマッチする。
伊勢佐木町から根岸に抜ける道沿いに残る。


P1070355.jpg

こちらは、自宅からバス道に抜ける道沿いにある。
ただ、石は房州石ではなく大谷石のようだ。
人の背丈ほどの補修跡は防空壕の跡ではないだろうか?


P1070345.jpg

こちらも近所のものだが、一か所が窪んでいる。
土管らしき跡からみて、それが窪みに沿って地面まで垂れていたのか?

P1070341.jpg

これらの石垣、震災や戦災を乗り越えてきた。
また、夜は夜で、カメラを通すと、違った趣まで醸し出してくれる。


P1070381.jpg

ブラフ積みは、レンガの積み方でいうフランス積みと同じ。
開港当初はフランスの影響が強く、それが石の積み方にまで現れた。

動植物の名前調べ

名前のわからない虫や花を調べるのは以前なら図鑑だった。
布団にネッ転びながら、図鑑のページをめくるのは楽しみでもある。
でも、今はネットで検索するのが一番手っ取り早い。

P1070205.jpg

団地駐車場の脇に群れて生える可愛い花。
乗り降りの都度踏まれても、毎年この季節に花を咲かす。
以前、確か「芝生に生える小さな可愛い花」とでも検索した。

P1070201.jpg

その結果、「ニワゼキショウ」(アヤメ科)と判明。
北アメリカ原産で、今や日本のどこにでもある。

P1070198.jpg

団地内の(手入れの悪い)花壇に咲く緑色の花。
サトイモ科のマムシグサ(→こちら)に似ているので「マムシグサ」で検索。

P1070193.jpg

ぴったしカンカン。マムシグサの画像の中にこの花を見つけた。
「カラスビシャク(烏柄杓)」といい、中国からの帰化植物。
いまや日本各地の畑の脇や石積みの隙間に生えていると。

P1070190.jpg

今朝、庭の花の蜜を吸いにきたアゲハチョウに似た蝶。
「アゲハチョウ」で検索してみると、「ジャコウアゲハ」の雄と判明。
食草となるウマノスズクサが生える所に生息しているとも。


P1070172.jpg

数日前、庭で虫をついばんでいた初めて見る鳥。
特徴の「目の横に白い線」で検索したら、「ガビチョウ」とのこと。
飼い鳥として中国から輸入したものが野に放たれ、今や各地で猛烈に殖えていると。
騒音に近い大きな声で、それもいろいろな鳥の声をまねてさえずる。

P1070117.jpg

ガビチョウは生態系を壊す恐れがあるとして法律で特定外来生物に指定され、アライグマやカミツキガメと同様に防除対象とされている。
動植物の名前を知ることで自然界の姿が見えてくる。

安全と安心

先週の火曜日と同様に、きょうも冷たい雨。
ブログネタ探しに出かけるのも億劫なので、昔の写真ネタで・・・


1961年6月、中学校の高尾山遠足。
頂上から望むのは津久井湖と思われる。
相模川を堰き止めた人造湖で、県民の大切な水道水源の一つ。


PICT0457.jpg

頂上からは、津久井湖のすぐ上流に位置する相模湖に下った。
東京オリンピック(遠足の3年後に開催)のボート会場になると聞かされた(かすかな記憶がある)。


PICT0463.jpg

2003年6月7日(土)、相模湖の水質検査でトリクロロエチレンという化学物質が検出されたとの緊急連絡が入った。
早速マイカーを飛ばして再確認のため現地での採水を実施。
翌日の夜、その分析結果を待って、その後の対応策を協議。
その間、中井の畑作業に行き、S先生宅で昼食をとっている。
(写真:当日の手帳から)

P1060743.jpg

再分析でもトリクロロエチレンが確認され、およそドラム缶1本分が流出したと想定された。
検出値は環境基準(水道水基準も同値)の半分の値であり、飲み水としては浄水処理もされるが、この物質が検出されたのは相模湖では初めてということもあり真剣に取り組んだ。
上流の山梨県側でも調査が行われたが原因は分からず仕舞いであった。
(写真:当日の採水の様子)


PICT0386.jpg

現在、豊洲市場のベンゼン等の地下水汚染が問題となっている。
ベンゼンもトリクロロエチレン同様に発がん性などがある有害物質。
でも、その地下水は人間の口にすることはない。

なお、ベンゼンと混同されやすい化学物質に写真のベンジンがある。
ベンジンはガソリンに似た性質の化学物質でカイロの燃料や染み抜き剤として用いられる。


P1060744.jpg

水道水源での有害な化学物質汚染には敏感でありたい。
ベンゼンの大気中の濃度にも敏感でありたい。なぜなら、つい数年前まで県内の一部地域では環境基準を達成していなかった(原因は、主にガソリン中の微量なベンゼンが排気ガスとして排出されるから)。
生鮮食料品を扱う市場は、その空気中(地下水ではなく)のベンゼンなどが環境基準以下であるかに意を払いたい。
ガソリンターレ(運搬車)を使えば、屋内にベンゼンが滞留する。
豊洲では築地と違って、ターレは電動にするようだが。
完全な安全と安心はない。化学物質には、正確な情報をもとに冷静に接したい。

安藤梨影書展

S先生の奥様からのご案内で銀座の「ギャラリー美庵」に出かけた。
それは銀座中央通りに並行する金春(こんぱる)通りの平つかビル。

P1060703_20170307174011a5e.jpg

ビル1階は、江戸指物の老舗「平つか」。
手刷りのぽち袋が可愛い。妻が「赤椿」模様のものを買い求めた。

P1060700_201703071741263a2.jpg

エレベーターで4階に上がるとギャラリー。本日から安藤梨影書展。
すでに先客が数名おり、熱心に話し込んでいる方が・・・

P1060695.jpg

安藤梨影さんだった。初対面。
彼女は、Sさんが毎年送ってくださるブドウ(→こちら)の生産者。
8歳から手習いを始め、ずっと書と農業を続けてこられた。
七か月の子供をおんぶして、また3歳になったら留守番をしてもらって、月に数日東京で書家として活動したりもしたと。


P1060696.jpg

その書は、絵のようでもある。題に「地(埊)」とある。
この括弧内の字は則天武后が作った「地」の字だと。
その字が、地べたに、また田んぼや段々畑にも見えてくる。


P1060708.jpg

ひとしきりS先生ご夫妻の話をして会場を辞した。
ちょうど昼食時、隣があの「銀座九兵夷」。ランチ6000円なり。
何とか記念で2000円引きとはいうものの・・・。
結局、資生堂パーラーにした。


P1060705_20170307174539350.jpg

最初、農家のおばさん(失礼!)の書展?、まあいいか江戸指物も覗けるならと。
ところが、素人でも感動する書、そして信濃の大地がそこにあった。
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
訪問者数
お知らせ
<コメントをお送りください>
●各記事の末尾(スポンサーサイトの下)に「コメント:数字」があり、これをクリックすると投稿欄が出てきます。
●お名前(適当に)と本文を書いて、簡単な数字の入力が求められ、あとは送信ボタンを押すだけ。ご自身のアドレスなどの欄は空欄でOK。
●コメントはどうも・・・という方は、拍手のボタンを押してください。ブログを立ち上げなおすと、拍手の数が増えたのが確認できます。
最新コメント
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新トラックバック