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老人の日

父の長寿を祝う品が、内閣総理大臣名と横浜市長名で届いた。
国からは祝い状と銀杯、横浜市からは手ぬぐいとハンカチのセット。


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銀杯は以前は純銀製だったが、3年前から洋銀製に替わった。
洋銀とは、銀にニッケルと亜鉛を加えた合金のこと。
電気部品や洋食器に使われている材料。


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手ぬぐいとハンカチは、「濱文様」ブランドの市内メーカーのもの。
大岡川沿いなどには捺染工場があったものだが、今はどこで?


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銀杯の裏には「老人の日記念」の刻印がある・・・?
調べて分かったが、老人の日とは老人福祉法で定められた9月15日のこと。
普通にいう敬老の日とは国民の祝日に関する法律で定められた9月の第3月曜日(2003年以降)のこと。
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旧偕楽園

芦名橋での防災訓練の日、すぐ横の火の見櫓(第4分団)で何か作業中。
聞くと、半鐘を降ろしているのだと。
そう、この火の見櫓は何年も前から使われていない(→こちら)。

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降ろされた半鐘は高さ50センチほどのもの。
中にも外にも刻印などなく、ごくあっさりとしたものだった。

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すると団員さん、自慢げに倉庫からこちらの半鐘を出してきた。
近くの第3分団にあった火の見櫓(撤去済み)に懸かっていたものだと。
かなり意匠を凝らしたもので、昭和35年の刻印がある。

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褒めたら分団長が「火の見櫓建設協賛者氏名」なる芳名板も。
日付は昭和25年とあり、この火の見櫓(第4分団)建設時のもの。
氏名の筆頭(上段の右端)に「偕楽園 金五千円」とある。

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偕楽園といえば、梅で有名な水戸の公園(写真:2010年1月)だが・・・
芳名板の偕楽園とは磯子にあった旅館で、当時地元のナンバーワン企業。


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昭和33年の住宅地図に「政府指定国際観光旅館 料亭 偕楽園」とある。
水色で塗ったところは当時の海で、風光明媚な立地だとわかる。
国道16号を挟んだ崖上に横浜プリンスホテルの存在も見て取れる。


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こちらは、芦名橋の火の見櫓(第4分団)に近い金蔵院。

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その境内の墓地に「大正十二年 大震災横死者碑 偕楽園」の碑がある。
震災で偕楽園裏の崖が崩れ、従業員ら21名が圧死したのを悼んで偕楽園主が建てた。

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倒壊した旅館は建て直されたが、海の埋め立てに伴い昭和43年に廃業。
崩れた崖は、プリンスホテルの改築やその後の大マンション群の建設を機会に強固なものとなった。(写真:偕楽園跡地から崩れた崖を見る)

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写真の偕楽園跡地には現在、公団住宅や商業ビルが建つ。
隣接地は磯子区役所、JR磯子駅のロータリーにと変貌。


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関東大震災での横浜中心部の被害は良く知られているが私の地元でも・・・
偕楽園では社会主義運動を志す荒畑寒村(南区の生まれ)や大杉栄らが会合したとの記録がある。

関東大震災の慰霊碑

関東大震災から96年を迎える。
現役の頃、この前を何百回と歩いたのに、この震災遺構に気が付かなかった。

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旧開通合名会社の煉瓦造りの建物と説明板にある。
大きな亀裂が地震の凄まじさを物語っている。
最近になって永久保存の措置がなされ、日の目を見るようになった。

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その近くにある横浜地方裁判所。
震災時は煉瓦造りで、被災のため1930(昭和5)年に建て替えられた。
現在の建物は2001年の建築で、低層階は建て替え前の意匠を引き継いでいる。


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震災で裁判所員られた94名が死亡した。
玄関わきにこれを慰霊する石碑が建つ。

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地下鉄・元町中華街駅から港の見える丘公園に登る谷戸坂。
坂の途中のマンション基礎部分にある「大震災追悼碑」。
地元の人が建てたのだろう、欠かさずお詣りされているようだ。

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金沢八景駅にほど近い龍華寺。(写真:2018年4月15日)
ボタンの寺で知られ、その季節は境内が花で埋め尽くされる。
市内の花の寺、ベストワンと断言する。見学無料。

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その境内にある「震災横死漂流者供養塔」(中央)と由来碑(左)。
震災後、40名あまりの遺体が金沢一帯の海岸に漂着したと。
それらを弔うもので個人(大橋須磨子氏)が建立。

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久保山墓地の横にある「横浜市震災横死者合葬の碑」。

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その左手にひっそりと「関東大震災殉難朝鮮人慰霊之碑」が建つ。
碑の背面にあるように「少年の日に目撃した一市民」の建立と知れる。
公共の場所によくぞ建立(1974年)できた、と思う。

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山下公園は震災の瓦礫を埋立ててできた公園。
その大さん橋寄りにあるレストハウス前に建つ「インド水塔」。
震災時の対応に感謝して在日インド人協会が1939年に建立。

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大震災に遭遇して日ごろの疑心暗鬼で暴発したかと思うと、人種を越えて助け合ったり・・・
次の震災では人の心はどちらに振れるのだろうか。

酒場放浪記

上大岡の居酒屋というと必ず名前が出てくるのが「鳥佳(とりよし)」。
繁盛のあまり店が次第に広がって、看板の右の店も裏手も「鳥佳」。
6時に電話したら満席で、仕方なく姉妹店の「鳥火(とりか)」へ。


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久方ぶりの友人らと、まずはビールで乾杯。

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店の名前が示すように焼き鳥が評判なのだ。
焼き鳥の盛り合わせを人数分注文。
塩とタレの選択は、最も旨い組み合わせをお店にお任せ。
一番最初に出たレバーが最高に旨かった。(写真を撮り損なった。)

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シャングリアを注文したら花火付き。

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店員さんとカメラに収まり、大満足の晩でした。

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数日後、上大岡の隣、屏風ヶ浦駅から徒歩3分にある「鰻屋」へ。
白幡商店街と名乗っているが商店は数えるほどの住宅地。
店先で焼く焼き鳥を買いに近所の人が立ち寄る。


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右の皿が焼き鳥、どれも1本60円。
1978年の開店当時と同じ値段のようだが、具は小さめ。
真ん中と左の皿は、店名が示すように蒲焼。


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店の中はカウンターでの立ち飲み席のみ。
常連さんが持ち込んだ様々なグッズのオンパレード。
隣で飲み始めた会社帰りの中年カップルから店の情報を得た。

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昨年9月にBS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」に出たのだと。
壁にその時の写真が貼ってある。
調べたら、2006年3月に「鳥佳」も「放浪記」に出ていた。

旧博物館動物園駅

現在、日本橋・三越本店で寅さんの展覧会が催されている。
この年末に、第50作目「お帰り、寅さん」の上映に合わせたもの。
すでに亡くなった渥美清も出演するというから見ものだ。

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寅さんの旅は京成電鉄の柴又駅から京成上野駅へ。
その京成上野駅の一つ手前に旧博物館動物園駅があった。
駅名は、国立博物館と上野動物園の中間にあることによる。


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ホームは地下にあり駅舎は国会議事堂を思わせる造り。
1997年に営業廃止、2018年に都選定歴史的建造物の指定を受けている。


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壁面の外灯と入口扉は復元したものだが、他は当初のままだ。

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8月18日までの限定で内部を見学できる。
入ってすぐ、地下へ降りる手前の天井部分がドーム状になっている。
昔はここにシャンデリアが下がっていたようだ。


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写真は、階段を降りて入口を見上げたもの。
特段の手入れ、改造をしていなく落書きもそのまま。


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階段下には切符売り場がある。
自動販売機ではなく硬券を職員が売っていたようだ。

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もう一つ階段を降りたところが改札口となる。
写真右手に木製の改札口がかろうじて見える。
残念ながら一般開放はここまで。


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一般開放中、大洲大作氏の「未完の螺旋」展が催されている。
1945年6月、京成電鉄の地下線は軍部に接収され、地下工場にもなった。
そこで作られていたであろう螺子(ねじ)をモチーフに薄暗闇の展覧会。

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ところで、博物館の東隣、現龍院の墓地に慰霊碑が立っている。
「哀しみの東京大空襲」と彫られている。
初代・林家三平の妻、蛯名香葉子氏らが建てたもの。
香葉子氏は戦争で家族6人を失ったと知った。

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大洲氏の父はこの軍需工場で働いていたと。
「螺子を依り代に、この夏/その夏をうつしだす。それは終わることのない螺旋である。」(「未完の螺旋」展のパンフから抜粋)
プロフィール

Shige Haru

Author:Shige Haru
●小学校3年生のときの理科の宿題が「季節のたより」
●何の花が咲いた、何の鳥が鳴いていた、初カツオを、あるいはイチゴを食べた・・・と日記風に書き記した。今と違って食材にも季節が感じられた。
●そんな季節を感じられる便りを、八ヶ岳南麓の里と横浜の自宅から、お伝えしていきます(故あって、今しばらくは自宅からが主となっています)。

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